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2019.2.7

日本初のシェア型レストラン「re:Dine GINZA」を体験! 次世代のトップシェフの味を楽しむ

re:Dine GINZA(リダインギンザ)

まだ陽の目を浴びない有望な料理人が集うre:Dine GINZA(リダインギンザ)。そこには、客が料理人を育てるというエンターテイメントと、おいしいものを自由に楽しめるという、新しい食体験が待っている。

近年の大きな波といえば、カーシェアリングや民泊のようにひとつのモノや空間を共有するシェアリングエコノミー。その流れが「食」の分野でも動き始めている。

re:Dine GINZAは若手シェフの夢舞台
わずかな資金で出店できる日本初のシェア型レストラン

舞台となるのは、2019年1月17日(木)、東京・銀座にオープンした日本初のシェア型レストランre:Dine GINZA(リダイン ギンザ)。客席、ホールスタッフなどの調理以外の飲食店の機能を、異なる屋号のシェフで共有する新しいスタイルのレストランだ。

掲げるコンセプトは「次世代のトップシェフにチャンスを」。公募で集まった150名以上の独立を目指すシェフの中から高い才能と志を認められた6名に、一等地・銀座で自らの腕を披露するビッグチャンスが与えられた。彼らはこの大舞台に、わずか月額5万円+初期費用20万円で立つことができたというわけだ。

また、若きシェフたちの挑戦の場であると同時に、re:Dine GINZAがもたらすのは新しい食体験だ。気に入ったシェフに投票できるシステムを備え、3ヵ月間で最も得票数が少なかった者は入れ替わりとなるルール。

互いに負けじと競い合うことで、私たちは刺激的な食のパフォーマンスを得ることができる。元料理カメラマン、星付きレストラン出身、スープカレー一筋など……自身の個性を発揮し鎬を削るシェフの姿に、新時代を切り開こうとする役者のオーディションや舞台に似たものを覚える。

re:Dine GINZAを体感したら、
“自由なおいしさ”が待っていた!

店に入ると通常のレストランと同様、席に案内されメニューが手渡される。一冊のメニューに6人のシェフの料理が並ぶのは不思議な光景だ。完全フルコース仕立てのフレンチもあれば、アラカルトを10数種類揃えるイタリアンも。しかしどのメニューも単品オーダーが可能。「イタリアンの前菜で始まり、メインはフレンチ、カレーで締める」。そんなわがままが存分に許される。

どの店の料理を選ぶかは、メニューに書かれたプロフィールも参考にするといい。経歴、食材の産地へのこだわりなど背景を知ることで、料理の味わい方も変わってくる。

オーダーはホールスタッフにまとめて伝えればOK。オーダーが通ると、区分けされたキッチンでそれぞれのシェフの調理が始まる。オープンキッチンでは慌ただしく、シェフたちが動き出す姿が見えるのも醍醐味のひとつだ。

前菜に選んだのは、モダンフレンチ「BOW」から宮城県産スモークサーモンに色とりどりの伝統野菜を合わせたひと皿と、スープカレー屋「パッション」の野菜のスープカレー。ジャンルも味わいもまったく異なるふた品が同じテーブルに並ぶ。

続いて頼んだのは「大地のサラダ仕立て〜ガイアの記憶〜」。こちらは、食を取り巻く環境問題にも取り組むイタリアン「WEGIO!! ウィジオ!!」から。

パスタも同じく「WEGIO!! ウィジオ!!」からチョイス。筆者が持続可能かつ環境に配慮した漁業によって捕られた魚介にこだわるシェフの考えに賛同したこともあるが、単純に先ほどのサラダがおいしかったので追加オーダー。この店の楽しみ方にルールはない。

お気に入りのシェフが見つかれば、次回は彼の料理だけを堪能してみるのもいい。後にここを卒業し、自身の店を持った日には「わたしが育て上げた!」なんて威張れるかもしれない。

re:Dine GINZAは、銀座を舞台に料理人と客が共に食のパフォーマンスを高めるエンターテイメント体験ができる場。そして同時に、ルールに囚われず「自由な食」を楽しめる場でもある。

例えば週末や仕事がひと段落したとき。「少しだけ贅沢をして、おいしいものが食べたい」。そんな欲求を満たしたいなら、口コミ評価の高い“おいしい(らしい)店”のコースより、将来有望なシェフの料理を思うがままに楽しめるこの店を選ぶことをおすすめしたい。おいしさ以上の価値を届けてくれるre:Dine GINZAは、きっとこれまでのレストランとは違う感動を体験させてくれるに違いない。

 

山本愛理=取材・文