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2019.7.16

表参道で現代美術の大御所、ボルタンスキーの映像作品に触れる絶好の機会

クリスチャン・ボルタンスキー アニミタスⅡ

現代美術界の大御所的存在、クリスチャン・ボルタンスキーの映像作品が、エスパス ルイ・ヴィトン東京で、11月17日(日)まで上映中。心打たれる貴重な映像に触れれば、今までにない充実の週末が過ごせること間違いない。

フォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵の未公開映像が東京で味わえる

1944年にナチス占領下のパリで生まれたクリスチャン・ボルタンスキーは、彫刻や写真、絵画、映画など、多岐に渡って才能を発揮する現代アート作家である。記憶、宗教、死がテーマの作品が多く、「空間のアーティスト」を自負。スケールの大きな展示を行うことでも知られている。カイザーリング賞や高松宮殿下記念世界文化賞といった、権威ある賞を複数獲得し、日本における影響力も大きい。また、9月2日(月)まで国立新美術館にて開催されている個展も大いに賑わっている。

現在、エスパス ルイ・ヴィトン東京では11月17日(日)まで、フォンダシオン ルイ・ヴィトンが所蔵する彼の映像作品「アニミタス(ささやきの森)」、「アニミタス(死せる母たち)」を公開中だ。これらは、2017年にエスパス ルイ・ヴィトン ミュンヘンで展示された「アニミタス」と「アニミタス(白)」に続くシリーズ第2章にあたり、近年のボルタンスキーで最も野心的とされる作品の1つである。

「アニミタス(ささやきの森)」は日本で撮影

クリスチャン・ボルタンスキー アニミタスⅡの作品
ANIMITAS (LA FORÊT DES MURMURES), JAPAN.
《アニミタス ささやきの森 》、日本 2016 年 © Adagp, Paris 2019

それぞれ、日本の豊島とイスラエルの死海のほとりを舞台にし、日の出からサンセットまで連続撮影。優しく響く風鈴の音色や、草花の絨毯と組み合わされて流れる映像に、多くの人が心を揺さぶられることだろう。今回の展覧会は、未公開となっていたフォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵作品を東京、ミュンヘン、ヴェネツィア、北京のエスパス ルイ・ヴィトンで展示する「Hors-les-murs (壁を越えて)」プログラムの一環。世界を股にかけて行われるアートイベントに、ぜひ参加してみて欲しい。