目黒通り沿いのホテル「CLASKA(クラスカ)」屋上にて、映画鑑賞を行う「Kino Iglu×CLASKA ルーフトップシネマ2019」が開催される。心地よい夏の夜風を感じながら、名作に酔いしれよう。
雑貨店やカフェ、無人島など、全国のあらゆる空間で映画を上映する「キノ・イグルー」。2003年の設立以来、ときに食事や音楽と絡めながら、その場所その土地ならではの映画イベントを手掛け、“移動映画館”という新境地を切り開いてきた。
同ホテルの屋上で野外上映会を行う企画は今年で11年目。星空と夜景に包まれたこの時期ならではの映画祭だ。今年も映画のプロ「キノ・イグルー」セレクトによる珠玉の作品が上映される。
今年は8月中に2回の上映会を予定。
8月5日~7日の上映作品は、カラフルな風景の広がるフロリダの安モーテルを舞台に、貧困層の人々の日常を6歳の少女の視点から描いた「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」(2017年)。
全編iPhoneで撮影した映画「タンジェリン」で高く評価されたショーン・ベイカー監督の作品だ。
ついで、8月26日~28日は、ブラジルの秀作『彼の見つめる先に』(2014年)の上映が決定。
さらに、期間中はそれぞれの作品に合わせ、CLASKA Restaurant “kiokuh” がルーフトップシネマ特製のカレー&ポップコーンを提供する。
8月5日~7日は、映画の舞台・フロリダをイメージした「ロブスターカレー」と「キーライムソルトポップコーン」。8月26日~28日の期間はブラジルの郷土料理「ムケッカ(魚介のシチュー)」をイメージした「ムケッカ風カレー」と「ココナッツポップコーン」をそれぞれ用意している。フードの販売は上映開始前の 19:00~19:30 のみ、売り切れ次第終了とのことなのでご注意を。
広々とした屋上のウッドデッキでビールを片手に、映画のプロが選んだ名作を鑑賞できる映画祭。普段、映画館か自宅でしか映画を見たことがない人は、この機会にぜひ野外上映で観客までも一体となる感覚を味わってみてほしい。映画の世界により引き込まれていくことだろう。但し、ウッドデッキに床座りでの鑑賞となるため、気になる人は敷物やタオルなど持っていくのがベター。笑いあり、涙あり、青春あり……心に残る夏の一夜をここで過ごそう。