Haruamri TOKYOがおすすめしている『週末スパイスのすすめ』。今回はこれから始まるスパイスライフの中で出会うであろうスパイス&ハーブの基本的なアイテムをまとめてみた。料理に、外食先のメニューでのチェックなど。このページを保存して役立てて欲しい。
スパイスの定義は、「植物である」「香りをもっている」「人の暮らしに役立っている」この3つを満たしていること。世界で使われるスパイスの種類は350~500種、ハーブの種類は万を超えるともいわれるなかから、生活に取り入れやすいスパイス&ハーブ全64種を一挙紹介していこう。
あわせてスパイスの基本である「4大スパイス」について詳しく解説したこちらの記事も押さえておきたい。
スパイスの奥深い世界。まずは基本の「世界4大スパイス」を深掘りしてみる。
<スパイス&ハーブ辞典目次>
アニス/Anise
エシャロット/Shallor
オールスパイス/Allspice
オレガノ/Oregano
ガーリック/Garlic
カフェライムリーフ/Kattir lime leaf
カモミール/Chamomile
カルダモン/Cardamom
カレーリーフ/Cury leaf
甘草/Licorice
キャラウェイ/Caraway
くちなし/Gardenia
クミン/Cumin
クレソン/Watercress
クローブ/Clove
けしの実/Poppy seed
ごま/Sesame seed
ホワイトペッパー/White Pepper
グリーンペッパー /Green Pepper
ブラックペッパー /Black Pepper
コリアンダー/Coriander
サフラン/Saffron
サボリー/Savory
山椒/Japanese pepper
しそ/Perilla
シナモン/Cinnamon
ジュニパーベリー/Juniper berry
ジンジャー /Ginger
スターアニス/Star anise
スペアミント/Spearmint
セージ/Sage
セロリーシード/Celery seed
ソレル/Sorrel
ターメリック/Turmeric
タイム/Thyme
タラゴン/Tarragon
チャービル/Chervil
チャイブ/Chive
チリーペッパー/Chilli pepper
ちんぴ/Mandarin
ディル/Dill
ナツメッグ/Nurmeg
バジル/Basil
パセリ/Parsley
バニラ/Vanilla
パプリカ/Paprika
ピンクペッパー/Pink pepper
フェネグリーク/Fenugreek
フェンネル/Fennel
ペパーミント/Peppermint
ホースラディッシュ/Horseradish
花椒(ホアジャオ)/Chinese pepper
マーシュ/Corn salad
マジョラム/Marjoram
マスタード/Mustard
メース/Mace
ゆず/Yuzu
ルッコラ/Rocket salad
レモングラス/Lemon grass
レモンバーム/Lemon balm
ローズマリー/Rosemary
ローレル/Laurel
ロングペッパー/Long pepper
わさび/Wasabi
科名:セリ科
原産地:地中海東部沿岸、エジプト
利用部位:種子(植物学上は果実にあたる)
別名:茴芹(ういきん)
特徴:香りの主成分アネトールによる、個性的な甘い香味が特徴。紀元前4千年頃の古代エジプトでは、ミイラの防腐保存剤として使われていた。パンや菓子類との相性がいい。
科名:ユリ科
利用部位:鱗茎
別名:シャロット
特徴:玉ねぎの変種。甘い香りと独特の香味が特徴。ソース、ドレッシングなど、フランス料理やイタリア料理でよく用いられる。
科名:フトモモ科
利用部位:果実
別名:ジャマイカンペッパー、ピメント、三香子(さんこうし)、百味(ひゃくみ)こしょう
特徴:シナモン、クローブ、ナツメッグをミックスしたような香り。スペインの探検家フランシスコ・フェルナンデスが1570年代にメキシコで発見したことにより世界に広まった。
科名:シソ科
原産地:地中海沿岸
利用部位:葉、花穂
別名:ワイルドマジョラム、花薄荷(はなはっか)、オリガナム
特設:清涼感のある香り。肉や魚などの臭み消しにも重宝される。ローマ時代の美食家アピシウスが、「おいしいソースには欠かせないスパイス」と言って愛した香り。
科名:ユリ科
原産地:中央アジア
利用部位:鱗茎
別名:にんにく、おおひる
特徴:強烈な特有の香りをもつ。古くからすぐれた滋養を誇ると言われ、古代エジプトの巨大ピラミッドの建設に携わった労働者のスタミナ源として大量に使われていた。
科名:ミカン科
原産地:熱帯アジア
利用部位:葉
別名:こぶみかんの葉、バイマックルー
特徴:2枚の葉が連なったような独特の葉の形。柑橘系の強い芳香をもつ。東南アジア料理(特にタイやカンボジア)で、カレーやスープ、鶏・魚料理などの風味づけによく使われる。
科名:キク科
原産地:地中海沿岸
利用部位:花
別名:カモマイル、かみつれ
特徴:「大地のりんご」と呼ばれるように、りんごに似た甘い香りが特徴のハーブ。ハーブティーとしても人気がある。
科名:ショウガ科
原産地:インド
利用部位:果実
別名:小豆く(しょうずく)
特徴:甘くエキゾチックで、わずかに刺激性のある強い香り。「スパイスの女王」と呼ばれいる。北欧などでは、アルコール臭を消すためにカルダモンを噛む風習もある。
科名:ミカン科
原産地:スリランカ、インド
利用部位:葉
別名:ナンヨウザンショウ、 カリーパッタ、カリパタ、カラピンチャ
特徴:スパイシーさと爽やかさ、フルーティーな香りが混じったような芳香が特徴。南インドやスリランカなどカレーをはじめとする様々な料理に使われる。
科名:マメ科
原産地:中国北部
利用部位:根、走根
別名:リコリス
特徴:砂糖の数十倍の甘さがあるとされる、甘み成分のグリチルリチンを含む。世界各地で古代から薬用として使用。日本では、明治維新以前まで調理の際の甘味料として重視された。
科名:セリ科
原産地:西アジア
利用部位:種子(植物学上は果実)
別名:姫茴香(ひめういきょう)、キュンメル、カルワイ
特徴:スッとした爽やかさとほんのり甘い香り。人や物を引き止めておく力があると信じられ、キャラウェイを料理に使うと愛する人が離れていかないよう防いでくれるとの噂がある。
科名:アカネ科
原産地:日本、中国、台湾
利用部位:果実
別名:山梔子(さんしし)
特徴:黄色い色素の主成分はクロシンで、料理の黄色い色づけに使われるスパイス。きんとんやたくあん漬け、古くから布や工芸品の染料などに使われてきた。
科名:セリ科
原産地:エジプト
利用部位:種子(植物学上は果実にあたる)
別名:馬芹(うまぜり)、ジーラ
特徴:カレーを思わせる、エスニックな芳香。長さ約5~6mmほどの長楕円形。世界各地で肉や野菜料理、煮物、 炒め物、パン、チーズ、カレーなどに広く用いられている。
科名:アブラナ科
原産地:ヨーロッパおよびアジアの温帯地域
利用部位:葉、茎
別名:ウォータークレス、オランダガラシ、ミズガラシ、西洋芹
特徴:爽やかな香りと、ピリッとした辛みが特徴のハーブ。明治の初期頃、洋食店が各地で開業されるのにともなって全国に広がった。肉・魚料理の付け合わせなどに使われる。
科名:フトモモ科
原産地:モルッカ諸島(インドネシア)
利用部位:つぼみ
別名:丁字(ちょうじ)、丁香(ちょうこう)、 百里香(ひゃくりこう)
特徴:甘く濃厚な香りと刺激的な風味をもつ。つぼみが開花する直前に摘みとり、日陰に干して乾燥させ、スパイスとして利用。肉との相性がよく、カレー、ポトフなどによく使われる。
科名:ケシ科
原産地:地中海東部沿岸、西アジア
利用部位:種子
別名:ポピーシード
特徴:ほのかに甘い香りとナッツのような香ばしさ。パンやケーキ、焼き菓子などのほか、七味唐辛子の原料としても知られる。
科名:ゴマ科
原産地:諸説あり
利用部位:種子
別名:セサミ、セサミシード
特徴:加熱して煎ると香ばしい香りが立つ。パン、菓子、ごま和え、ごま塩などに用いられる。
科名:コショウ科
原産地:インド
利用部位:果実
別名:白胡椒
特徴:マイルドな香りとピリッとした強い辛みが特徴。こしょうの熟果を摘みとり、水に浸漬して果皮をやわらかくし、その果皮を除去して核の部分だけを乾燥させたもの。
科名:コショウ科
原産地:インド
利用部位:果実
別名:緑胡椒
特徴:爽やかな香りと辛み、きれいな緑色が特徴。こしょうの未熟果を摘みとり、機械乾燥させたもの。塩漬けにしたものもある。
科名:コショウ科
原産地:インド
利用部位:果実
別名:黒胡椒
特徴:野性的で爽やかな香りと、ピリッとした強い辛みが特徴。熟す前のこしょうの果実を摘みとり、天日乾燥させたもの。
科名:セリ科
原産地:地中海沿岸
利用部位:種子(植物学上は果実にあたる)
別名:コエンドロ、シラントロ ※葉のみをさして、香菜(シャンツァイ)、パクチー、カメムシソウ
特徴:種子は甘く爽やかでほのかにスパイシーな香り。葉、茎、根は強烈な臭気。数千年前の古代エジプト時代から、薬用や調味料として人類が用いてきた最古のスパイスのひとつ。
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科名:アヤメ科
原産地:南ヨーロッパ、西アジア
利用部位:雌しべ
別名:蕃紅花(ばんこうか)
特徴:エキゾチックな芳香をもち、料理の黄色の色づけに使われる。1つの花から3本しかとれない雌しべの部分を1本1本を手で摘みとるため、世界一高価なスパイスと言われる。
科名:シソ科
原産地:ヨーロッパ東南部、イラン
利用部位:葉、花穂
別名:木立薄荷(きだちはっか)
特徴:タイムに似た香りだが、より鮮烈で刺激的な強い香り。豆との相性が良いことから、「豆のハーブ」と呼ばれることがある。
科名:ミカン科
原産地:東アジア
利用部位:果皮、果実、葉
別名:はじかみ、ジャパニーズペッパー
特徴:刺激的な辛みをもつ。「魏志倭人伝」に3世紀頃の日本の風俗とともに、山椒が山野に自生していたことが記載されている。日本では最も古くから馴染み深いスパイスの一つ。
科名:シソ科
原産地:中国
利用部位:葉、花穂
別名:青じそのみをさして、大葉
特徴:葉や茎が紫色のものを「赤じそ」、緑色のものを「青じそ」と呼ぶ。どちらも中国原産の「荏(えごま)」の変種。和風料理によく合う清涼感のある香りのハーブ。
科名:クスノキ科
原産地:ベトナム(一説)
利用部位:樹皮
別名:肉桂(にっけい)、桂皮(けいひ)、カシア
特徴:甘くエキゾチックな香り。幹や枝の皮をはぎ取り乾燥したもの。古代エジプトでは防腐作用があると考えられ、ミイラ作りにシナモンが使われていたというエピソードも。
科名:ヒノキ科
原産地:諸説あり
利用部位:果実
別名:杜松(ねず)、鼠刺し(ねずみさし)
特徴:ウッディーで苦みと甘みのある香りをもち、ジビエ料理をはじめとする肉料理の臭み消しによく用いられる。使うときは、実をつぶすと香りがよく出る。
科名:ショウガ科
原産地:熱帯アジア
利用部位:根茎
別名:生姜、生薑(しょうきょう)、はじかみ、乾薑(かんきょう)
特徴:爽やかな香りと辛みをもつ。生のものをスライスしたり、すりおろしたり、乾燥させてパウダー状するなど、用途が幅広い万能なスパイス。カレー粉の原料にも使われている。
科名:マツブサ科
原産地:中国
利用部位:果実
別名:八角(はっかく)、大茴香(だいういきょう)、チャイニーズアニス
特徴:香りの主成分アネトールにより、独特の強くて甘い香りがする。漢方では胃弱や風邪薬に、甘い香りを活かしてデザートの香りづけなどにも使われる。
科名:シソ科
原産地:ヨーロッパ
利用部位:葉
別名:緑薄荷(みどりはっか)、オランダ薄荷
特徴:スッとした穏やかな清涼感がある。デザートの香りづけや飾り、ドリンク類によく使われる。作家のヘミングウェイが愛したドリンク「モヒート」に使われることでも有名。
科名:シソ科
原産地:地中海沿岸
利用部位:葉、花穂
別名:サルビア、薬用サルビア
特徴:よもぎに似た爽やかな強い芳香とほろ苦さをもつ。肉料理など脂っこい料理をすっきりと仕上げるためによく使われる。乳製品とも相性がよく、豊かな風味付けにも役立つ。
科名:セリ科
原産地:南ヨーロッパ
利用部位:種子、葉茎
別名:阿蘭陀みつば(おらんだみつば)
特徴:独特の強く爽やかな香り。青臭さやほろ苦さも感じられる。野菜を使うスープやサラダ、ピクルスなどに使うと、素材の青臭みを抑え、深みのある香りが加わる。
科名:タデ科
原産地:ヨーロッパ
利用部位:葉
別名:スイバ、オゼイユ
特徴:爽やかな強い酸味とほろ苦さをもつ。ピューレにしてソースやスープに使われるが、時間がたつとが黒ずんでしまうため、食べる直前に加えて仕上げるとよい。
科名:ショウガ科
原産地:熱帯アジア
利用部位:根茎
別名:ウコン、クルクマ
特徴:黄色い色素成分のクルクミンが含まれ、黄色の色づけに活躍。独特のやや土臭いような香りは、加熱することで弱まり、料理の味に厚みを与える。カレー粉の原料としても。
科名:シソ科
原産地:南ヨーロッパ
利用部位:葉、花穂
別名:立麝香草(たちじゃこうそう)
特徴:独特の清々しい芳香があるハーブ。魚や肉、トマトなどと相性がよく、とくに魚との相性の良さから「魚のハーブ」と呼ばれることもある。
科名:キク科
原産地:ロシア南部、西アジア
利用部位:葉
別名:エストラゴン
特徴:アニスに似た甘さと独特の爽やかな風味をもつハーブ。卵や鶏肉、白身魚、乳製品、酢などと相性がよく、ハーブビネガーに使われる定番ハーブのひとつでもある。
科名:セリ科
原産地:ヨーロッパ、西アジア
利用部位:葉
別名:茴香芹(ういきょうぜり)
特徴:マイルドでほんのり甘い香りをもつ。見た目や繊細な風味から「美食家のパセリ」と呼ばれることも。サラダや肉・魚料理、デザートなど幅広い料理の風味づけや飾りに使用。
科名:ユリ科
原産地:中央アジア、温帯地域
利用部位:葉、花
別名:シブレット、エゾネギ、セイヨウアサツキ
特徴:繊細でマイルドな香り。小口切りにして、オムレツやポテトサラダ、卵料理、ヴィシソワーズなどのスープによく用いられる。緑の葉は彩りのアクセントにも。
科名:ナス科
原産地:熱帯アメリカ
利用部位:果実、葉
別名:レッドペッパー、唐辛子
特徴:世界中の様々な料理の辛みづけに広く用いられる。その数は3千近い品種に及ぶといわれる。15世紀末のコロンブスのアメリカ大陸到達によって世界中に広まったそう。
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科名:ミカン科
原産地:東アジア、日本
利用部位:果皮
別名:マンダリン
特徴:ウンシュウミカンの皮を乾燥させたスパイスで、ほのかに爽やかな柑橘系の香りをもつ。七味唐辛子や五香粉といったミックススパイスの配合原料でもある。
科名:セリ科
原産地:南ヨーロッパ、西アジア
利用部位:葉
別名:いのんど、蒔蘿(じいら)
特徴:種子は独特の爽やかな香りで、噛むとわずかに感じる刺激のある味わいが特徴。葉は甘みのある爽やかな香りが特徴。ともにビネガーとの相性がいい。
科名:ニクズク科
原産地:モルッカ諸島(バンダ諸島)
利用部位:種子の仁
別名:にくずく(肉豆く)、にくずく花(肉豆く花)
特徴:甘くスパイシーで刺激のある香り。一ポンド(約454g)で13世紀末のイギリスでは羊3頭、14世紀末のドイツでは7頭の牝牛と交換できたほど、高価だった。
科名:シソ科
原産地:インド
利用部位:葉、花穂
別名:めぼうき、バジリコ
特徴:甘く爽やかで深みのある香り。ヨーロッパでは豊穣を象徴するもの、インドでは神聖な植物として扱われている。トマト料理をはじめ、卵料理、肉料理、パスタなどに広く使われる。
科名:セリ科
原産地:地中海沿岸
利用部位:葉、茎
別名:パースレー、オランダ芹(ぜり)
特徴:爽やかな香りで少しほろ苦い風味がある。料理の彩りや香りづけに使われることが多く、中近東ではサラダの素材として野菜のように使うことも。
科名:ラン科
原産地:中央アメリカ
利用部位:果実
別名:ワニラ
特徴:芳醇で甘い香りが特徴。必要な長さに切り、さやを縦に切り開いて種をナイフなどでしごくように取り出して使用。カスタードクリーム、プリン、アイスクリームなどの香りづけに。
科名:ナス科
原産地:熱帯アメリカ
利用部位:果実
別名:ハンガリアンペッパー、スパニッシュペッパー、ピメント
特徴:鮮やかな赤色と甘さのある特有の香り。ビタミンCが多く含まれている。ポテトサラダやタコのマリネなど、色の淡い料理の仕上げに振ると華やかに。
科名:ウルシ科
原産地:諸説あり(北ヨーロッパ、南米)
利用部位:果実
別名:ポァブルローゼ
特徴:美しいピンク色が特徴で、すっとした香味がある。ウルシ科のコショウボクという植物の果実を乾燥させたものが一般的で、こしょうのような辛みはない。
科名:マメ科
原産地:東南ヨーロッパおよび西アジア
利用部位:種子
別名:胡盧巴(ころは)、メッチ
特徴:黄色く硬い種子は甘い香りと強い苦みをもつ。カレーやチャツネ、中近東地域ではディップソースの材料に利用される。火を通すとメープルシロップのような甘い風味が出る。
科名:セリ科
原産地:地中海沿岸
利用部位:葉、株元、種子
別名:茴香(ういきょう)、小茴香(しょうういきょう)、フヌイユ、フィノッキオ
特徴:種子、葉ともに、アニスに似た個性的な甘い香りをもつ。広く魚料理に使われることから、タイム同様「魚のハーブ」と呼ばれることも。カレー粉の原料でもある。
科名:シソ科
原産地:地中海沿岸
利用部位:葉
別名:西洋薄荷(せいようはっか)
特徴:スッとしたクールな清涼感がある。香気成分としてメントールを含んでおり、菓子やドリンク類の香りづけ、ラムなど臭みの強い肉料理のソースなどに使われる。
科名:アブラナ科
原産地:諸説あり
利用部位:根
別名:西洋わさび(せいようわさび)、レホール
特徴:鼻にツーンと抜ける辛みと爽やかな香りをもつ。ローストビーフの添え物としてよく使われる。北海道では野生化し、自生しているとか。
科名:ミカン科
原産地:中国
利用部位:果皮
別名:チャイニーズペッパー、中国山椒、セシュアンペッパー、カショウ
特徴:爽やかな香りと、舌がしびれるような刺激的な辛みが特徴。中国四川料理に欠かせないスパイス。花椒を使った代表的な料理は、麻婆豆腐が知られる。
科名:オミナエシ科
原産地:ヨーロッパ、北アフリカ
利用部位:葉
別名:ノヂシャ、ラムズレタス
特徴:クセのないやわらかな香りで、さくさくした歯触りが特徴。コーンサラダとも呼ばれ、かわいらしい形を生かして、ふんわりと盛り、サラダのように食べる。
科名:シソ科
原産地:地中海東部沿岸
利用部位:葉、花穂
別名:スイートマジョラム、マヨラナ、花薄荷
特徴:繊細で甘い香りがするハーブ。歴史の古いハーブで、中世では床にまいたり、家具のつや出しに使うなど、家事に幅広く利用された。野菜や豆との相性がいい。
科名:アブラナ科
原産地:地中海沿岸、インド、中国、ヨーロッパ、中近東
利用部位:種子、葉
別名:からし
特徴:独特の豊かな風味と辛みをもつ。パウダータイプは使用直前に、水またはぬるま湯で練ってペースト状にして使われることが多い。
日本ではチューブなどに入ったペーストタイプがよく利用される。
科名:ニクズク科
原産地:モルッカ諸島(バンダ諸島)
利用部位:仮種皮
別名:にくずくか(肉豆く花)
特徴:ナツメッグと同じ果実から採取されるスパイス。ナツメッグより繊細でやわらかい香り。肉や乳製品料理のほか、菓子類やジャムなどに使われることが多い。
科名:ミカン科
原産地:中国
利用部位:果実
別名:ホンユズ
特徴:酸味のある果汁とおなじみのさわやかな香りを持つ果皮が特徴。飛鳥または奈良時代の頃に中国から日本に伝わったとされる。柚子こしょうには、若く青い果実が使われることが多い。
科名:アブラナ科
原産地:地中海沿岸、西アジア
利用部位:葉、茎
別名:ロケット、アルグラ、キバナスズシロ
特徴:噛むとゴマに似た香りがし、若干の辛みもつ。大きく生長するにつれ、辛みが強くなる傾向がある。近頃、ルッコラの原種といわれる「セルバチコ」も人気。
科名:イネ科
原産地:インド、熱帯アジア
利用部位:葉、葉鞘
別名:レモンソウ、レモンガヤ、セイラ、タクライ
特徴:レモンに似た爽やかな香り。刻んだり、叩くことでより豊かな香りが出る。東南アジア料理によく使われ、ココナッツミルクやナンプラーの風味と相性がいい。
科名:シソ科
原産地:南ヨーロッパ
利用部位:葉
別名:メリッサ、セイヨウヤマハッカ、ビーバーム
特徴:落ち着いたレモンのような香り。みつばちを集めるために古くから栽培されてきた。ハーブティーや肉・魚料理のソース、炒め物のアクセントとして使うのもおすすめ。
科名:シソ科
原産地:地中海沿岸
利用部位:葉、花穂
別名:まんねんろう、迷迭香(めいてつこう)
特徴:スキッとした強い香り。紀元前4-5世紀頃の古代ギリシャでは、記憶や思い出の象徴とされていた。羊肉、豚肉、青魚などクセの強い素材の臭み消しとしても有効。
科名:クスノキ科
原産地:西アジアおよびヨーロッパ南部
利用部位:葉
別名:ベイリーブス、ローリエ、月桂樹の葉、月桂葉(げっけいじゅ)
特徴:上品で清々しい香り。ホールタイプは香りづけや臭み消しに欠かせない。煮込み料理に使う場合、入れたままだと苦みが出るため、1時間程度で取り出すと良い。
科名:コショウ科
原産地:南アジア
利用部位:果実
別名:ひはつ、ナガコショウ、フィファチ、ピパーチ、ヒバーツなど
特徴:辛み成分ピペリンによりピリッとした辛みとほのかに甘く爽快な香りが特徴。日本では、沖縄本島や宮古八重山諸島で古くから栽培・利用され、沖縄そばの薬味として使われる。
科名:アブラナ科
原産地:東アジア
利用部位:根茎
別名:日本わさび、本わさび
特徴:鼻にツーンと抜ける辛みをもつ。細かくおろすとより辛みが引き出される。辛みの主成分アリル辛子油は、揮発性のため、加熱により辛みが飛びやすいという性質がある。
【クレジット】
監修:エスビー食品株式会社
※2019年10月21日 情報を更新いたしました。
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