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2019.10.13

建築家・安藤忠雄のポートフォリオ最新作。銀座蔦屋書店で展覧会開催

安藤忠雄‐光を求めて

建築家・安藤忠雄のポートフォリオ最新作展が、10月23⽇(水)から開催。安藤本人が求める「建築の光」を自らの目で写しとった安藤建築の普遍性を伝える写真に加え、オリジナルドーイング、模型も展示される。

安藤が手掛けた建築を自身で撮影した写真をプラチナプリントで

今回発表される最新作のポートフォリオ集『ANDO BOX Ⅵ』は、安藤忠雄が手掛けた建築を自身で撮影した写真を高精細のプラチナプリントで制作されたものだ。今回の展覧会で選ばれた15枚の写真は、単なる建築写真や、特定の建築作品の表層的な断片にとどまらず、安藤建築の普遍性を伝える写真群といえる。本展では、この15枚の写真に加え、同ポートフォリオに含まれている安藤の描いたオリジナルドローイング3点と、直島にある地中美術館のコンセプト模型も展示される。さらにはオープニングレセプションにて安藤が展示壁面に直接スケッチを描き、展示が完成するという特別な仕立てにも注目が集まる。

安藤が求める「建築の光」を五感で受け止めよう

安藤が“忘れがたい建築との出会い”と記憶する、20代後半で初めての世界旅行の際に訪れたル・コルビュジエのロンシャン礼拝堂でのエピソードを交えて、本作品にコメントを寄せている。「湾曲する壁の狭間から内部に足を踏み入れると、そこはありとあらゆる角度から、ありとあらゆる種類の〝光〟が差し込む混沌の空間だった。その衝撃は一日では受け止めきれるものでなく、翌日、翌々日と訪問を重ねた。三日目に、ミサの場面に遭遇、美しくも激しい光が降り注ぐ空間で、人々が肩を寄せ合い、一心に祈る情景を目にした。ただ光を追い求めるだけで、建築ができることを、私はこのとき知った」安藤が追い求め、また現在も求め続けている「建築の光」を感じることができる、ポートフォリオ最新作『ANDO BOX Ⅵ』の世界を、展覧会にて五感で受けとめて欲しい。

「銀座 蔦屋書店」には建築コンシェルジュがセレクトした約6,000冊が並ぶ

安藤忠雄の最新作ポートフォリオ集『ANDO BOX Ⅵ』の展覧会「安藤忠雄‐光を求めて」の会場となるのは、GINZA SIX6階にある銀座 蔦屋書店。

本を介してアートと日本文化と暮らしをつなぎ、「アートのある暮らし」を提案する、というコンセプトの通り、アートを眺めたり、アートブックをひらいたりしながら、コーヒーを飲むことができるカフェやギャラリーを併設している。建築書売場は、一級建築士でもある建築コンシェルジュが国内外からセレクトした約6,000冊のタイトルが並ぶ。

特に全体の1/2を占める作品集が充実しており、幻の名著もヴィンテージ古書で多数取り揃え、それらすべてが建築家の系譜に基づいたレイアウトで構成された売場は、さながら本の建築ミュージアムのようだ。専門知識を擁したコンシェルジュが、さまざまなリクエストに応えてくれるというのもありがたい。ショッピングや食事の前後に、アートにどっぷり浸かる、という選択肢をひとつ加えてみてはいかがだろうか。