HOME WEEKEND NEWS 東京 浅草・蔵前 舞台は隅田川。参加型のアート×音楽フェスティバルが、江戸の春を彩る

舞台は隅田川。参加型のアート×音楽フェスティバルが、江戸の春を彩る

隅田川をひとつの舞台に見立てた、参加型の音楽とアートのフェスティバル『隅田川怒涛』。日本を代表するアーティストが、音楽、パフォーマンス、インスタレーションなどを展開する、春と夏の2回にわたって行われるイベントだ。今年の春会期は4月13日(月)〜19日(日)に開催。さっそくアーティストラインナップをチェックしていこう。

約200年前の江戸の華やぎを想い、この地の永い歴史に尊敬の念を込め、芸術表現活動を通じ人々が怒涛のように混ざりあっていく姿を描いたプロジェクトである『隅田川怒涛』。隅田川周辺の南北約10kmを会場に、ジャンルも国も横断したアーティストがこの地に集い、プログラムを展開するという。やはり気になるのは、一体どのアーティストがどんな催しを行うのかだろう。以下が、2020年の江戸を彩る主な注目プログラムだ。

切腹ピストルズ「隅田川道中」

実施日:4月18日(岩淵水門→勝鬨橋)
「日本を江戸にせよ!」を合言葉に、日本各地を駆け巡る和楽器集団・切腹ピストルズ。同イベント初登場となる彼らは、隅田川の入口・岩淵水門から出口・勝鬨橋までの約24 k m を、疾風怒涛の如く練り歩く。鳴らす轟音はまさに怒涛そのもの。彼らの演奏に近づくと身体中の細胞が激しく揺り動かされるのを感じるはずだ。

いとうせいこう+Various Artists「口角飛沫」

実施日: 4月18日、19日(桜橋)
ニューヨークで生まれここ50年で世界中に広まり、親しまれた「ヒップホップ」は、音楽にとどまらない文化活動・ムーブメントだ。日本でも若者たちを中心にラップバトルやサイファーといった言葉遊びが一般化してきているが、今回、さまざまなジャンルで活動するクリエイター・いとうせいこうさんを中心に、桜橋という墨田区・台東区友好の架け橋の上で、あらゆる世代が「言葉」を紡いでいくことを試みる。初めての人でも楽しめる内容になっているそうなので、多様な言葉遊びに挑戦してみてはいかがだろう。

寺尾紗穂/角銅真実「あの日を歌に」

実施日: 4月18日、19日(墨田区役所前・隅田川テラス)
これまで数百年、いったいどれだけの人が隅田川を眺めながら歌を歌ってきたのか。そんな長く深い隅田川の歴史を想い、これまで心の有り様を音楽にしたためてきた寺尾紗穂と角銅真実のふたりの歌手が、それぞれ1日ずつ、歌に向きあうプログラムを開催する。彼女たちの歌声を聴いていたら、きっと誰もが一緒に歌を口ずさみたくなるだろう。

このほかにも、蓮沼執太フィルによる野外コンサートや、東京に暮らす外国人に、自国の音楽や踊りや土地に伝わる遊びを紹介してもらう「結」など、バラエティに富んだラインナップが用意されている。

音楽とアートを感じ、実際に参加しながら、隅田川沿いの江戸情緒を感じられる『隅田川怒涛』。4月の桜舞う季節に、散歩がてら出かけてみては?

 

アイキャッチクレジット:一般社団法人 北斎館