コロナ禍ですっかり浸透したリモートワーク。朝の準備のストレスも、満員電車のストレスもなく、一見快適に思える。しかし環境が変わらないことで、会社で働くよりもだらだらと長く仕事をしてしまい、逆にストレスが溜まってしまうことも。そこでこの記事では、リモートワーク中にどうしたらうまくオンオフを切り替えられるのか、心理カウンセラーの櫻井勝彦さんに聞いた。さらに、その切り替え術を実践できるグッズを蔦谷家電からピックアップ。部屋に取り入れてオンオフのバランスを整えよう。
Withコロナ時代において、もはや「新しい働き方」ではなく、当たり前の働き方に変わったリモートワーク。しかし快適さを感じる人がいる一方で、集中できない、長時間働き続けてしまうなどのデメリットを感じる声も上がっている。心理カウンセラーの櫻井勝彦さんによれば、家にいてもオンオフをうまく切り替える一番のコツは、「緊張状態のコントロール」、そして「ゾーニング」なのだそう。
「まずは心拍数を上げて、適度な緊張状態をうまく作ることが大事です。個人差はありますが、心拍数80くらいが、活動するのにはちょうど良いです。目覚めたときなどは心拍数は60くらいでリラックスモードなので、朝、仕事をする前に軽く運動をするのは良いといえると思います」
実はこの適度な緊張状態は、会社に通勤する際には自然と作れていたもの。駅まで歩いたり、会社で人と挨拶をすることで心拍数が上がり「仕事モード」への切り替えができていたのだ。しかし移動がないリモートワークの場合は、心拍数も上がりづらい。そのため、朝の散歩や、軽い筋トレは、仕事モードへの切り替えに良いのだという。また筋トレは、20分行うと記憶力が10%程度上がるという研究結果もあるそうなので、仕事のパフォーマンスを上げたい人にはおすすめだ。
そして次に大切なのが、作業スペースと休憩スペースを分ける「ゾーニング」だ。
「例えばトレーニングジムを想像してみてください。家だとなかなかやる気にならないけれど、ジムだと集中してしっかりできることがあると思います。オンオフを切り替えるには、仕事をする場所と寛ぐ場所をしっかり分けることが重要。目に見えるところに、漫画や娯楽につながるものなど、仕事以外を連想させるようなものは極力置かないことをおすすめします。また、同じ姿勢で仕事を続けていると疲労が溜まるので、適度に変化をつけると、脳の刺激になって良いです」
軽い運動とゾーニングに加えて、もう一つ重要なのが「光」だ。リモートワークになって、圧倒的に足りないと感じている人もいるかもしれない。
「脳のパフォーマンスを上げるには、光がすごく重要です。太陽にあたると、メラトニンという、眠気を誘発する物質がストップして、脳が目覚めます。でも、家にいるだけでは太陽の光を充分に浴びることが出来ないので、眠い状態のままダラダラと仕事をしてしまう可能性があります。一番は、朝起きたらカーテンをしっかり開けて光を浴びることが望ましいですが、北向きの部屋など、あまり光が入らない場合は、太陽光に近いL E D光などの照明をつけることもおすすめです」(櫻井さん)
部屋に光が足りない場合は、太陽光LEDで代用するのもありだという。そこで、二子玉川 蔦屋家電の美容コンシェルジュ・吉元 都美(よしもと みみ)さんに、蔦谷家電が扱う商品の中から、ぴったりのアイテムを紹介してもらった。
この少し不思議な形の商品「BALMUDA The Light」は、トースターなどで有名なバルミューダが手掛けた初のデスクライト。太陽光LEDを採用しているほか、手術灯からヒントを得て作られており、手元に影ができにくいのも特徴だ。
「フォワードビームテクノロジーで、遠く離れた場所から広く手元を照らし、目線の先に影を作らない光を生み出すことができるライトです。演色性もすばらしく、美術館や医療現場で求められているRa95以上を満たすRa97。医療照明国内No. 1の山田照明とコラボしてうまれました」
「本来の色を照らし出し、子どもたちの色を見る力を育ててくれます。外に出づらい今だからこそ大事な機能だと思います。『子どもたちの目を守る光』というコンセプトで発売されたデスクライトですが、大人でも使いやすいシンプルなデザインや、ダイヤルの音など遊び心もあって楽しく使えます」
環境を整えても集中できない……、そんな時には「音楽」をかけるのも効果的だと、櫻井さん。
「これもスポーツの例えなのですが、野球選手が打席に入るときに、それぞれの選手の好みの音楽が流れます。これは『サイキングアップ』といって、好きな音楽によって脳を活性化させ、テンションを上げる儀式のようなものになります。これを応用して、自分の気持ちが上がる音楽をかけるのはおすすめです」
BGM的に音楽をかけるなら、イヤホンではなくスピーカーで聴きたいところ。そこで、少し変わった、こんなスピーカーはいかがだろう。
未来感のある透明なボディが特徴のこちらは、実は業界初のサスティナブル・オーディオ。すべての部品が、個別に交換・修理できるうえ、「更新」もできるので、ベースは保ちつつ、部品をアップグレードしていくことが可能。お気に入りのものなら家電だって長く使い続ける、これからの時代にもマッチしたスピーカーだ。
「スウェーデン発のサスティナブルスピーカー。トランスペアレント(=透明)な本体がクリアなサウンドを生み出します。いい意味で存在感がなくさまざまなインテリアに調和してくれると思います」(二子玉川 蔦屋家電 美容コンシェルジュ吉元さん)
そして、オンオフどちらにも切り替えられるのが「飲み物」だ。
「コーヒーには、理論的にはオンにする効果があります。カフェインには覚醒作用があるので、集中できないときにカフェインをとると脳がシャキッとします。ただ、飲み過ぎると眠れなくなるので、1日にカップ1〜2杯くらいがおすすめです」(櫻井さん)
仕事モードをオンにできるカフェインの入ったコーヒーは、朝、仕事を始める前はもちろん、昼食後にボーッとしてしまう時などに飲むと良いそうだ。蔦谷家電でも今、コーヒー関連のマシンは注目されているそう。
こちらは挽きたてコーヒーを味わうための電動ミル。カリタの人気商品「ナイスカットG」を蔦谷家電がプロデュースしたもので、ブラックステンレスの色合いやロゴの濃さなど、細部に渡り試行錯誤して出来上がったという。機能もしっかりしており、細挽きから粗挽きまで15段階で設定ができ、挽きムラも少ないそう。また、部品を簡単に取り外すことができるので、お手入れもしやすい。
「蔦屋家電プロデュースのロングセラー。おうち時間が増え、ご自宅でコーヒーをドリップする方が増えている印象です」(二子玉川 蔦屋家電 美容コンシェルジュ吉元さん)
そして休憩の際には、カフェインが少なめの飲み物がおすすめだ。二子玉川 蔦谷家電も一押しのこちらのティーポットは、作るのが難しそうなハーブティーや薬膳ティーを手作りできるという「薬膳ティーポット」。ちなみに薬膳とは、食材や生薬(漢方の原料)などを組み合わせた料理のこと。この商品は薬膳の本場中国で開発され、ワンタッチでハーブやフルーツを煮出すことができる。
「“とろ火”加熱の温度帯を自動制御で保つため、 漢方薬や薬膳茶などとろ火でじっくりとエキスを煮出したい時に便利な電動ティーポット。仕事をしている間に漢方茶やフレッシュなハーブや果物を使ったフルーツティーはいかがでしょうか?」(二子玉川 蔦屋家電 美容コンシェルジュ吉元さん)
さらに家のお風呂も、オンオフの切り替えに利用できるという。
「体のスイッチをオフにするには、40度いかないくらいのぬるめのお風呂に浸かると良いでしょう。医学的に言うと、緊張状態にするオンの神経が交感神経、リラックスさせるオフの神経が副交感神経ですが、熱めのお湯は交感神経が活発になり、ぬるめは副交感神経が優位になります」(櫻井さん)
仕事が終わって体も心も緩めたい時には、お湯の中に入れるバスグッズでその効果をアップさせよう。実は蔦谷家電では、入浴用のグッズも販売している。
「簡単に“本格水素入浴”が楽しめる入浴剤です。高濃度にこだわり溶存水素濃度1.4ppmを実現!少しぬるめのお湯に溶かして、ゆっくり使っていただくと心身ともにリラックスでき、美肌に導いてくれます」(二子玉川 蔦屋家電 美容コンシェルジュ吉元さん)
浴槽に入れるだけで、源泉かけ流しの温泉を超える還元系(抗酸化)のお湯になるというこの製品。シュワシュワとした繊細な気泡に包まれ、贅沢な気分が味わえるそうなので、特に疲れた日のご褒美にも。
気持ちをリラックスさせるのに、香りを取り入れている人もいるかもしれない。本当のところ、効果はどうなのか、櫻井さんに聞いてみた。
「香りは気分や精神状態を大きく左右します。良い香りによって気分が良くなれば脳が覚醒するので、その状態で仕事をするのも良いでしょう。個人差があって、それぞれ好みは違うので、ONになる香りと、穏やかになるOFFの香りを検証していただくのが良いと思いますね」(櫻井さん)
実は個別の香りの効能については、科学的な根拠を積み上げている段階だという。しかし自分自身気分が穏やかになれる香りがあるなら、気持ちの切り替えのために取り入れるのは良いそう。香り初心者なら、扱いやすいアロマディフューザーがおすすめだ。
「本体に乗せた陶板の上にエッセンシャルオイルをたらし、内蔵ファンの気流で香りを拡散するアロマディフューザー。陶板は天保13年から続く岐阜県の渋草柳造窯が専用に焼き上げています。風で香りを拡散するので香りが強すぎないのでおすすめです」(二子玉川 蔦屋家電 美容コンシェルジュ吉元さん)
なんと江戸末期から続く窯元が一つ一つ手仕事で焼き上げた陶板を使っているという、こだわりのアロマディフューザー「WEEK END」。プロダクトデザイナーの横関亮太氏がデザインを手掛け、2018年のミラノサローネでも好評価を受けた逸品だ。充電式リチウムイオン電池を内蔵し、電源のない場所でも使えるなど、機能面も充実している。ハイセンスなディフューザーで、自分が一番リラックスできる香りを探してみよう。
最後に、心理カウンセラーの櫻井さんにもおすすめのグッズを聞いた。
「個人的におすすめしているのは足つぼと、鏡です。まず足つぼは、痛みを感じると脳が覚醒するので、集中力を高めるためにも、仕事の前などに活用するのは良いと思います。鏡は、誰かにみられているような適度な緊張感を作ることができます。自分のだらしない姿が映ることで、姿勢を正したり、程よい緊張感をつくることが出来ます」
新型コロナウイルスの影響でリモートワークを経験し、働く場所は一つではないと実感した人も多いはず。どんな場所で働いたとしても効率的に仕事をして、プライベートでも充実した時間を過ごせるように、記事で紹介した方法やグッズを取り入れてみてはいかがだろう。
櫻井勝彦(さくらい かつひこ)さん
日本心理教育コンサルティング代表、講師、カウンセラー、一般社団法人日本ヒューマンスキル教育推進協会代表理事、文学修士、公益社団法人日本心理学会認定士、JAAHSE認定傾聴セラピスト養成講座上級指導者
社会心理学系の大学院(博士課程前期)を修了後、各種学校にて心理学の講師・スクールカウンセラー、研修会社で研修企画・講師などを経て、平成18年に日本心理教育コンサルティングを設立。全国の企業・自治体・学校などで心理学を活用した楽しく実践的な講義・研修・講演を行っている。書籍・雑誌・テレビ・ラジオなど、メディア掲載・取材・監修も多数。著書に『仕事が思い通りにできる心理術』(明日香出版社)などがある。
※記事で紹介したアイテムは、二子玉川 蔦谷家電 T-SITE SHOPPING(https://store.tsite.jp/、https://shopping.geocities.jp/ftk-tsutayaelectrics/)で販売しているものです。
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電話番号: | 03-6434-1541 |
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