プラスチックごみによる海洋汚染を防ぐため、7月1日から始まったレジ袋有料化。これを機に、今まさに本気でエコバッグを選んでいる、という人もいるのではないだろうか。毎日使う機能性、毎日持ち歩くデザイン性、いろいろ決め手はあるけれど、最終的にはあなたのセンス。この記事では、機能、デザイン、エシカルの観点から厳選したエコバッグを、実際の利用者の声も交えて紹介しよう。
まずは日々働く中で、他の荷物と一緒に持ち歩いても邪魔にならないような機能重視のエコバッグから。
Harumari TOKYO編集部アシスタントのM(26歳・独身、同棲中)が愛用しているのは、シュパット コンパクトバッグ(L)。バッグに入れてもかさばらないコンパクトさと、エコバッグにありがちな「あの問題」を解消してくれたのが、選んだポイントだという。
「このエコバッグに惹かれたのは、圧倒的にたたみやすいからです。他のエコバッグだと、売っている時はコンパクトでも、使っているうちに畳みにくくなって、付属のポーチに入れられなくなったり、カバンの中で幅をとってしまったりするのですが、シュパットなら両端を引っ張るだけで一気に帯状になってあとは丸めるだけ、っていうのがいいですね。1年以上同じものをほぼ毎日つかっていますが、畳みにくくなることはありません」
また、2人分の買い物をするのにも十分な容量にも満足しているそう。
「Lサイズはレジカゴと同じサイズになるし、15キロまで耐えられるので、スーパーで買いだめしたときに重宝しています。服屋さんのレジ袋も有料になってきたので、洋服を買うときにも活躍します。薄手のコートならラクラク入りますね。機能的なエコバッグにしてはシンプルで使いやすいので、持っていても恥ずかしくないところも好きです」
続いては商社勤務の山口さん(39歳)の愛用バッグ。ワーキングママである山口さんはエコバッグを2個持ちしており、会社の休憩時間に使うものと、スーパーなどで食材を買う時とで分けている。コンビニや売店へ行く際に使う会社用は、お弁当が入る大きさの無地のものを使用。
そんなシンプルな「会社用」とは対照的なのが、プライベートの買い物用に選んだ、エンビロサックスのエコバッグ。海外セレブもこぞって使用するという、鮮やかな柄が印象的だ。薄手にもかかわらず、最大20キロもの重さに耐えられる。家族がいる山口さんは、買い物の量も多いため、容量が大きいものがベストなんだそう。
「仕事用のバッグに入れていくので厚みのあるものはNG。薄いのに容量がおおきなものを選びました!素材もサラサラで軽いので持ち運び簡単で便利です」とのこと。今は夏を前に、コンパクトで保冷機能があるものを探しているという。
環境配慮のためなのだから、バッグ自体もエシカルなものを選びたい、という人は、素材や販売元の背景で選んでみてはいかがだろう。例えば、Earth Companyのエコバッグは、そんな視点で選ぶにはぴったりのバッグだ。マーケティングを担当する樋口さん(34歳・独身)も、実際にこのバッグを使用しているという。
バッグに書かれた英文、“We do not inherit the earth from our ancestors. We borrow it from our children.(この地球は、先祖から継承したのではなく、私たちの子供たち、子孫から、借りているのです)”は、ネイティブ・アメリカンの格言。樋口さんはこの言葉に惹かれたのだそう。
「このエコバッグを持つことで『地球は子供から借りている。私たちの所有物ではない』と日々の暮らしでエシカルな行動を意識することができるし、NGOの支援になるというのもポイントです」
バッグはオーガニックコットンでできているのだが、実はこれがエシカルなポイント。合成繊維と違い、洗ってもマイクロプラスチックが出ないため、長い目で見ても環境保護につながるのだ。
「一人暮らしの食料品などの買い物には充分なサイズで、ハンドルの幅もしっかりあって、長めなので肩掛けもできる。ビニール袋で重い荷物を持つ辛さを考えると、エコ以外のメリットもあります。サイズ感もA4の書類やノートPCも入るので、ちょっと出掛けて仕事する時にも便利です」
Earth Companyは、アジア太平洋地域の途上国で活動する社会起業家を支援をするNGO団体で、エコバッグはこれまでイベントで販売していた。しかし今は新型コロナウイルスの影響でイベントを実施しておらず、Earth Companyのマンスリーサポーターになることで入手できるという。気になる人は公式ホームページをチェックしてほしい。
エコバッグといえどデザインで選びたい。そんな人におすすめなのが、HarumariTOKYO編集部のプロデューサーY(37歳・独身)が愛用する、HIROCOLEDGEのスリーブバッグだ。
「もともとデザイナーの高橋理子(ひろこ)さんのデザインするものが好きで、このバッグ以外にも手ぬぐい・扇子・トートバッグ・財布を使っています。彼女は和服のデザインからスタートされているのですが、円と直線のみを使ったデザインの大胆さと気持ちよさ、それを和服で成立させている面白さが好きでした。このスリーブバッグも、そんな印象的なデザインにひかれて購入しました」
現代的でありながら懐かしさも感じるのは、このバッグが1枚の手ぬぐいを使って作られているから。しかも手ぬぐいは一度も裁断せず、縫い合わせるだけでバッグの形状に仕立てている。洗練された見た目なので扱いが難しそう……と思いきや、とても実用的なんだそう。
「スリーブバッグは一枚のてぬぐいから作られているので、やわらかくて触りごこちがいいし、とにかく軽い。たたんでカバンの中にいれておきやすく、旅行の時にも重宝します。洗いやすくてすぐ乾くというのも、汚れを気にせず使いやすいです」
コーディネートの主役にもなりそうなこのバッグは、なんと3000円という手頃な価格。すでに一つ持っているという人も「ちょっと特別な日用」として検討してみては。
そして、ファッション関係者の間で人気なのが、千葉県発祥のブランド「NEXUSVLL.」のALL WEATHER TOTE だ。たくさんの荷物を運ぶ男性スタイリストも愛用するというこのバッグは、軍用資材であるターピークロスを使って作られたもの。丈夫でデザイン性も高い一品だ。サイズはちょっとした買い物に使えそうなSサイズから、それこそスタイリストが大量の洋服を持ち運べそうなXLまでと幅広いのも嬉しい。
現在は、カーキやブラックの定番色に加えて、ブルーも販売しているのだが、実はこちら、昨年の台風15号後の千葉県内の被災地で実際に使用されていたブルーシートを再利用している。そのため、細かい傷やシートカラーの個体差もあるという。エコバッグ選びに妥協したくないという人も、機能もデザインも、そしてエシカルな面でも満足できるこのバッグなら、選んで損はないだろう。
自分の思い描くエコバッグと出会うのはなかなか難しいかもしれない。でも、デザインなのか機能なのか、はたまた環境への優しさなのか。まずは自分が何を重視するのかを見極めれば、自分だけの一品が見つかるはず。お気に入りのバッグを片手に、エコな生活を始めよう。
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