HOME NEW TRENDS ジェンダー平等を目指すGUCCIが見た日本。デザインコンシャスな社会派ZINE「CHIME」が見逃せない
ジェンダー平等を目指すGUCCIが見た日本。デザインコンシャスな社会派ZINE「CHIME」が見逃せない

ジェンダー平等を目指すGUCCIが見た日本。デザインコンシャスな社会派ZINE「CHIME」が見逃せない

世界的なファッションブランドGUCCIによって2013年に設立されたグローバルプロジェクト〈CHIME FOR CHANGE(チャイム・フォー・チェンジ)〉が、第三弾となるZINE『CHIME』最新号の発行を発表した。それに伴い、#StandWithWomen キャンペーンと題し、ジェンダー平等の実現を目指し発せられた声をひとつの強い力として集結し推進していくことも宣言している。

GUCCIから世界へ、女性の声を届けるプロジェクト

新しい世代と協力して、新たなアイデンティティ、社会貢献プロジェクト、クリエイティブコラボレーションを続々と公開しているGUCCIのグローバルプロジェクト〈CHIME FOR CHANGE〉 。これまでも、人々とのつながりが変化へのきっかけとなるという信念のもと、世界中の少女と女性たちの「声」を集結させることで問題を可視化し、世界89カ国で156のパートナーと430を超える非営利プロジェクトに資金を提供してきた。

活動のひとつとして2019年に創刊したのが、ジェンダー平等のために活動する次世代のチェンジメーカーたちに光を当てるZINE『CHIME』だ。コミュニティオーガナイザーでライターのアダム・イーライを編集長に、不定期で刊行されるこの小冊子は、GUCCIの店舗や、全世界の限られた書店でのみ無料配布されている貴重なコレクターズアイテムでもある。

最新号では「日本」を特集

ジェンダーの平等を目指して闘う世界中の活動家やアーティストの声をより大きなものにするためのZINE『CHIME』最新号では、日本社会におけるフェミニズムやジェンダーおよび自己表現にスポットライトを当てた特集ページが設けられた。
この特集はエッセイやインタビュー、アートワークで構成。編集長アダムが実際に日本を訪れ出会った女性たち、例えば、男性優位な寿司業界に一石を投じる「なでしこ寿司」の店長・千津井由貴、クィアのフェミニストとして執筆活動に尽力する森本優芽などが登場し、それぞれの物語をさまざまな表現で寄稿している。

さらに、アダムが大きなインスピレーションを得たという、明治期の日本でフェミニズムを率いた平塚らいてうらが出版した小冊子『青鞜』(せいとう)も紹介。女性を取り巻く日本社会の状況を、過去と現在から紐解いている。

ZINE『CHIME』は、フィレンツェのGUCCI gardenとニューヨークのGucci Wooster Bookstore、そして世界各地の厳選された書店に置かれている。日本では東京の代官山 蔦屋書店、waltz、BIBLIOTHECA / DOVER STREET MARKET GINZA、SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS、本屋B&B、京都の恵文社一乗寺店で日本語版の配布が予定されている。

テーマへの関心度を抜きにして、「世界的ブランドGUCCI発のZINEだから」「デザインがカッコ良さそうだから」と気になっている人にも、気軽に手に取れるのが魅力だ。
どんな理由で手に取ったにせよ、常に時代をリードするGUCCIならではの視点で発信された2020年を彩る新しいZINE。ジェンダー平等社会の実現に向けて行動する人々の声に耳を傾け、自分にできることは何か、考えるきっかけにしたい。