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HOME SPECIAL 30歳からの占い 知っておきたい、心と占いの深いつながり 手相は心と身体のバロメーター。毎日の手相チェックでポジティブ思考に変わる
手相は心と身体のバロメーター。毎日の手相チェックでポジティブ思考に変わる

VOL.7 手相は心と身体のバロメーター。毎日の手相チェックでポジティブ思考に変わる

占いは使い方次第で、自分を深く知り、心を前向きにするツールになり得る。さまざまな占い方法があるなかで今回フォーカスするのは手相術。「手相観」として活躍するゆきまるさんへの取材を通して分かったことは、“手相が心と身体のコントロールを可能にする”というメンタルヘルス的活用法だ。

日本の手相占いは西洋の思想の発展系

(右から)手相学の祖、Cheiro(キロ)の『キロ 手相の書』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)と現代手相学“ゆきまるメソッド”を掲載したゆきまる著書『手のひらで心が読める 西洋手相占い』(説話社)。

数ある占いのなかでも、テレビや雑誌の占いで日々目に触れる機会の多い西洋占星術と同様に、なじみのある占いとして手相術がある。感情線・頭脳線・生命線など、基本線さえ覚えてしまえば簡単にセルフチェックもできるうえ、最近ではAI手相鑑定ができるアプリも登場している。誰でもカジュアルに取り入れられる一方で、自分を取り巻く環境が見られる西洋占星術との違いを理解して使い分ける人は少ないだろう。手相観のゆきまるさん曰く、西洋手相術の大きな特徴は人の性格にフォーカスしている点だという。

「今、日本で広く親しまれている手相占いの多くは、120年ほど前に欧米でブームとなった西洋手相術の本、『キロの手相の書』をベースに発展したものなんです。西洋手相術は、人それぞれの特性(=性格)を読むという点で大変優れています。そこで、手のひらから自分自身を深く知ることで、心の声に耳を傾けることができるようになります」

手相は日々変わり続ける

今回話をうかがった、手相観のゆきまるさん。

西洋占星術なら星の動きに対して、自分の今の状態を確かめることができるが、手相はそう簡単に変わらないイメージがある。だからこそ理想の手相に変えたくて、少し前にはオリエンタルラジオの中田敦彦さんが手相整形したというニュースを聞いたり、美容クリニックのメニューには手相の整形があったりする。しかし、「手相は、じつは今この瞬間も刻々と変化しているんです」とゆきまるさんがいうように、手相のロジックを理解することでそんなイメージは一蹴された。

「“言語脳”と呼ばれる左脳と“感覚脳”である右脳は、それぞれ神経が交差して右手と左手とつながっています。こうして話している間も私たちの思考や感情は働いていますが、まさに左脳と右脳の活動によって、今この瞬間、手のひらの色やツヤなどの表情がどんどん変わっているんです」

脳と手は神経を通してつながっている

右手は社会での生き方、左手は生まれ持った資質が現れる。

手相術とは「線を見るだけのもの」ではない。手の形や色、肉付きやツヤなどを含めて総合的に読むことで自分の状態を見つめることだという。手相が常に変化しているのは、手相と脳の関係にヒントがあるとゆきまるさんは話す。

「手相上では、左脳(言語能)とつながっている右手は公の場である社会で表す顔、右脳(感覚脳)とつながる左手は親しい人に見せるプライベートな顔と考えます。そこで、両手の特性を読むことで、人となりの全てがわかります」

たとえば、右手と左手の違いが大きいほど、社会で生きる自分と素の自分との心の葛藤を抱えやすくなる。つまり、左脳社会(社会の顔)で生きていく私たちにとって外側の自分と内側の自分のバランスがどれだけ取れているのかということが大切なのだ。

カジュアルに手相を取り入れるなら

親指の付け根下の肉付き部分が、生命エネルギーを表す「金星丘」にあたる。

さらに、手は体の一部なので手のひらから健康面を知ることもできると話すゆきまるさん。手相チェックを毎日の習慣に組み込むことで体の状態を把握できるなら、やらない手はない。

「手相で健康面をチェックするシンプルな方法があるのですが、生命線の内側の『金星丘』(親指の付け根)の状態を見てください。たとえば、金星丘全体が青く見える場合、冷え性の傾向があります。また、金星丘の血管が黒く見えるような場合は、疲労が溜まっている証拠。理想的な状態は、金星丘がふっくらとピンク色でツヤのある状態です」

では、手相の線はどう読み解くことができるのか。手相を読むことが初めでも簡単に見られる方法がある。

「人生が充実し前に進んでいるときは縦のラインが成長し、逆に、人生が思うように行かずストレスが溜まってくると細かいラインが増えて、横のラインが縦のラインの成長を阻むんです」

そうゆきまるさんがいうように、細かい線のルールを覚えなくとも、少し線の変化を意識することで今の自分を知ることができる。

毎朝出かける前に鏡で顔を見るついでに、手相チェックも毎日行うことで変化に気づきやすくなる。今の自分の状態を知り何かアクションを起こすことで、どんどん未来志向になっていきそうだ。

マトリョーシカを使って「外側の自分 内側の自分 自分のコア(=生来の輝き)」の3つの自分の顔を説明してくれた。

ここまで簡単に教えてもらった西洋手相術をさらに発展させたゆきまるさん独自の考え方がある。それは、「自分の内側のさらに奥にある、生来その人が持つ輝き=コアに気づく」ということだ。セルフチェックでは心と体の日々の変化を簡単に確認できるが、自分では気づきにくい生来のコアに触れるなら、ゆきまるさんのような手相観に見てもらうのがいい。よくある雑誌やWEBサイトの占いは、「あなたはこういうタイプだから」と諭してくれるものが多いが、ゆきまるさんは潜在意識に触れることによって、その人自身の心の声に気づくようなリーディングを心がけているという。

「ヒントを得ることによって気づく」という意味でいえば、どの占いも一緒である。しかし、ほかにはない手相占いの魅力は自分の成長を目で見て実感できることにある。日々手相を確認して自分を知り、理想に向かって思考していけばポジティブになる。手相を読むことは自分の目でその変化を体感しながら楽しめる、占いらしくない実践的なセルフケアの方法だった。

ゆきまる/手相観

10代より手相に興味を持つ。音楽業界で仕事をするも、いつの間にか好きが高じて手相観となる。これまでに著名人、文化人などの手相を多数鑑定。また執筆活動、手相講師としての活動、TV出演などを経て現在に至る。著書に「手のひらで心が読める 西洋手相占い」(説話社)、「手は物語る キロ 手相の書」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、「“パッと見”手相占い」(講談社)、「リアルにあたる!ハッピー手相占い」(池田書店)などがある。

手相観 ゆきまる公式サイト https://yukimaru.jp

取材協力:ゆきまる
撮影:浦将志