おいしいコーヒーが飲みたくても、わざわざカフェまで行っている時間がない……。忙しい日でも気軽に立ち寄れるブルーボトルコーヒーのカフェが渋谷に期間限定で登場している。
JRの改札からほど近い、渋谷スクランブルスクエアの3階に位置するポップアップのカフェはテイクアウトに特化したスタイルだ。非接触を徹底し、支払いはキャッシュレス、商品の受け取りはなんとロッカー式だ。専用端末のパネルから自分で操作してオーダーする。注文できる商品は10種のドリンクと、ドリンクにあわせたペイストリーなどを揃えている。
注文したスペシャルティコーヒーが出来上がると、専用ロッカーの指定されたセルが柔らかな光を発し、ゲストの注文が完成したことをスマートに伝えてくれる。
といっても自動販売機や出来合いのものをオートマティックに提供するのではなく、ロッカーの向こうでバリスタが丁寧にスペシャリティコーヒーを淹れてくれているのだ。
オーダーと会計、そして商品の受け取りを非接触・無人化することで忙しない現代人のニーズ・そしてコロナ時代にあわせている。
無人化されたカフェでも、ブルーボトルコーヒーならではの柔らかいイメージが損なわれていないのは受け取り用ロッカーの斬新なデザインによるところが大きい。
このポップアップカフェのための専用ロッカーを手がけたのはスキーマ建築計画だ。ブルーボトルコーヒーのブランド創始者ジェームス・フリーマンの「シームレスなカフェ体験を、心地よさを残した形で表現したい」との想いを汲んでデザイン。
温もりのある木の素材や、蜂蜜をイメージした乳白のアクリルで表現し、「ロッカー」という言葉から連想されるイメージを裏切るものが出来上がっている。その見た目は、“蜂の巣”のよう。
無人化したロッカー式のカフェと聞くと、どうしてもハードウェアのイメージを持つが、このブルーボトルコーヒーのロッカーは緩やかなカーブと温かくやさしい光が柔らかい印象。半透明の向こう側には“誰かいる”という気配が感じられ、安心感を与えてくれる。商品が出来上がるとポッとつく灯りも、柔らかいオレンジ色で温かみを感じる。忙しく人々が行き交う渋谷の街の中で、スムーズかつ温かみを感じるカフェの体験は唯一無二だ。
また、エスカレーターを降りて一つ下のフロアでは、「ブルーボトルコーヒー ホリデーギフトコレクション 2021」を含む60種類以上の商品が並ぶストアが展開されている。
今年のホリデーコレクションは『This Winter, Invite Warmth In – この冬、温もりを迎え入れよう。』をテーマに、アーティスト コーディ・ハドソン氏がデザインしたジオメトリック柄とコーヒー豆やドリッパーなどのコーヒーの要素を組み合わせ、テクスチャーと温もりを感じる柄が目を引くアイテムやセットがラインナップされている。
自宅でのコーヒー体験をより豊かにするギフトコレクションは、大切な人へのギフトにもぴったり。また、コーヒー豆の挽き売りも頼めるので、グラインダーを持っていない人へのギフトにもありがたい。その高いデザイン性でファンも多いブルーボトルコーヒー。贈り物を選ぶことの多いホリデーシーズンの選択肢にぜひ加えよう。
BLUE BOTTLE COFFEE Pop Up Cafe – Shibuya –
渋谷スクランブルスクエア
3F POP UP スペース (BLUE BOTTLE COFFEE Pop Up Cafe – Shibuya -)
2F Space2 (ブルーボトルコーヒー ポップアップストア 渋谷スクランブルスクエア)
営業時間: 10:00~21:00 (営業時間が変更となる可能性あり)
期間 :2021年12月1日(水)~2022年2月15日(火)
RECOMMENDER:
稲垣 美緒
Harumari TOKYO編集部