この時期の表参道や六本木は、クリスマス一色。行き交う人々の足取りもどこか軽やかだ。美しいイルミネーションに囲まれた並木道は、ホットドリンク片手に敢えてゆっくり、30分のイルミ散歩をおすすめしたい。
12月25日(火)まで開催中の、毎年恒例の表参道イルミネーション。今年も、神宮橋交差点から、表参道交差点までのけやき並木150本に、シャンパンゴールドのLEDが約90万球装飾され、1.1kmの参道を温かく優しい光で彩る。
表参道を代表するショッピングスポット「東急プラザ」や「表参道ヒルズ」、趣ある教会まで、エリア内には美しい見どころがたくさん。また、世界的に名を馳せるブランドショップが軒を連ねる通りだからこそ、各ショップのクリエイティビティ溢れるショーウィンドウの装飾にも注目だ。
優しい光に包まれた美しい並木道を、ショーウィンドウを眺めながらゆっくりと歩いていると、自ずと1年間頑張った自分へのご褒美ウィッシュリストが更新できたり、クリスマスにギフトを渡したい大切なあの人の顔が思い浮かんできたりするのではないだろうか。
六本木の街に冬の訪れを告げる、けやき坂イルミネーション。15周年を迎えた今年のテーマは「LIVE veil」。“SNOW&BLUE”に輝く70万灯の光と、ドラマティックに変化する3種類の光のベールの演出が楽しめる。都会的で洗練されたきらめきが美しい並木道を歩けば、デスクワークに煮詰まった脳みそもカラダも、ふっと開放してくれることだろう。
また、六本木ヒルズでは、けやき坂イルミネーションのみならず、施設内の各所でクリスマスイベントを開催中。中でも、大屋根プラザで開催されている「クリスマスマーケット2018」は、今年で12年目を迎える。
世界最大と言われるドイツのクリスマスマーケットを再現した豪華なデコレーションの店舗には、ドイツオリジナルのクリスマス雑貨や、グリューワインやソーセージなどの本格的なドイツ料理など2,000種類以上の商品がラインナップ。ここで温かい飲み物を調達してから、けやき坂散歩へと繰り出すのもいいだろう。
たっぷり30分、イルミネーションを眺めながら、いつもより少しゆっくり歩いてみる。数あるブランドショップのクリエイティビティ溢れるショーウィンドウからインスピレーションを得たり、街全体から溢れ出るエネルギーとキラキラしたイルミネーションから元気を貰えたり。
冬の寒さも吹き飛ぶイルミネーション散歩は、年末の疲れにも効くパワーチャージの時間となるに違いない。