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オリジナル結婚辞典。多様な結婚観のヒントに。

VOL.1 オリジナル結婚辞典。多様な結婚観のヒントに。


法的に婚姻関係を結んで同じ家で暮らしているが、食事も家庭も部屋も共にせず、互いに一介の同居人のような形でお互いに干渉せず暮らすこと、および、そのような結婚スタイルを指す。

法律婚」で言及したように、法的に婚姻関係にある場合は、同居や、金銭面を含めた相互扶助、子育ての協力といった事柄が義務化されている。そうした義務を、お互いが同意の上で放棄し、精神的な緩いつながりを保ちながら「法律婚」の状態を続けていくことを「共生婚」という場合が多い。

あくまでスタイルとしての言葉のためその実態はさまざま。ある意味「冷め切った夫婦」、「仮面夫婦」とよばれるような状態も「共生婚」とも呼ぶことができる。一方で、そうしたネガティブな関係ではなく、お互いの関係を恋愛関係から「親友」、「同士」としての関係に発展させ、互いに自分らしい生き方を模索するためのスタイルとして実践している人もいる。

はじめから共生婚を選ぶ人たち

「共生婚」は、結婚後の夫婦関係の変化を発展的に捉えた言葉として解釈できる。しかし、最近注目されているのは、はじめから共生婚を前提として結婚をする比較的若い人たちが増えてきている点である。具体的には、ほぼ「ルームメイト」と同じ状態で、セックスもなし、食事もたまに一緒にするだけの関係で法的に結婚するパターンである。

それは、世間体としての「結婚」というステータスを得たいという理由や社会保障などのサービスを早い段階で得たいといった社会的・経済的な理由も見受けられる。また、「一生そばにいる人は恋人よりも親友がいい」といった考え方の合意によるケースが多いようである。

ただ、「共生婚」はあくまでスタイルであって、その時点でお互いが合意しているという信頼関係のもとでなり経っている場合が多い。長い将来に渡ってその関係を維持し続けられるのか、どちらかが恋愛感情を持った場合や、法的な婚姻関係としての義務が発生した場合などにトラブルが発生するリスクもないとはいえない。

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