DIY初心者でも、 ‘溶接’を新たな趣味に加えることは、できるのか。 中目黒高架下のギャラリーストリートにある「Fe★NEEDS」で、人生初の溶接体験に挑戦してみた。
DIY人気が定着し、さらなる極みを目指す人が出てきた。ホームセンターで手に入れた木材やパーツをつなぎ合わせてインテリアをカスタマイズするだけでなく、今や鉄を扱うことさえ気軽にトライできる。
日常生活の中ではなかなか経験することのない‘溶接’。ざっくり言えば、金属同士を熱で溶かしてくっつける事である。
中目黒「Fe★NEEDS」では、溶接や鉄をもっと身近なものにしていくことを目的に、気軽に体験できるワークショップを開催している。参加者は、意外にもDIY未経験な女性が多いそう。
今回私が作るのは、ドリップスタンド。古材×鉄の組み合わせが味わい深い。ワークショップメニューの中でも難易度高めのようで、ちょっとドキドキ…。
資材や工具、エプロンなどの作業着まで、必要なものはすべてお店で用意してもらえるので、普段着&手ぶらでOK。
まずは、見本品を参考にしながら鉄筋を採寸。
続いて、カッティングマシンで鉄筋を切っていく。先生がマシンの操作方法を丁寧に教えてくれるので、DIY初心者の私でもすぐに一人で使えるように。
多少長くなり過ぎたり短過ぎたりしても、後で溶接する時にリカバーできるので、あまり神経質にならなくても大丈夫。さっそく5ミリ〜1センチくらいの誤差を出してしまったけれど、何とかなるそう。
別のマシンを使って、鉄筋にネジ穴を開ける作業にも挑戦。
こちらは、鉄筋の曲げ加工をしているところ。井戸の手押しポンプのように押し下げるだけで、女性の力でも鉄筋を簡単に曲げることができる。
初めてのことでも、先生にフォローしてもらいながら、つまずくことなくどんどん次の工程に進めるので、楽しい!
必要な部品が揃ったところで、溶接コーナーへ。
高熱を扱うので、目を保護する溶接用マスクに手袋、足元を保護するアイテムなどを貸してもらう。女性がスカートやパンプスで来店してもこれなら安心。
溶接機を持った私の手を、先生が接合箇所まで誘導。
声掛けに合わせてトリガーを引くと、「バチバチ!!」という音とともに火花が飛び、あっという間に鉄筋同士がくっついていく。結構大きな音が出るので、最初だけちょっとビックリするかも。
最後に、溶接した鉄筋を土台の板にネジで固定。
ドリップスタンドの完成!
あっという間の2時間だった。
ちゃんと作れてひと安心、やはり自分の手で作った作品には愛着がわく。
お手入れ方法は、オイルなどの油分を与えて磨くぐらいで、ハンドクリームでもOKとのこと。使い続けていくうちに、変化も楽しめそう。
ワークショップメニューはドリップスタンド以外にもいくつかあり、中でもスツールやシェルフが人気。
実はこちらの「Fe★NEEDS」は、溶接機の製造・販売を手がける「スター電器製造」が運営するショップ。
何気なく飾られているインテリアは、ほとんどがスタッフの方の手作り。いつかこんなの作ってみたいなあ、なんて想像力が掻き立てられる。
取材:ASUMI
エリア: | 東京 / 中目黒 |
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住所: | 〒153-0051 東京都目黒区上目黒2丁目43−5 |
電話番号: | 03-6303-0755 |
営業時間: |
月曜日 11:00〜20:00 火曜日 11:00〜20:00 木曜日 11:00〜20:00 金曜日 11:00〜20:00 土曜日 10:00〜19:00 日曜日 10:00〜19:00 祝日 10:00〜19:00 |
定休日: | 毎週水曜日 |
公式WEB: | https://feneeds-nakameguro.shopinfo.jp |
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