小田急線線路跡の開発が進み、変化が目まぐるしい下北沢。「下北線路街」に新しく「商店街」が2020年4月1日にオープンする。いわゆる新築の大きな商業施設のビルがオープンする“再開発”とは少し違った個性的な場所。また新しいシモキタの顔となるスポットの誕生だ。
「BONUS TRACK」ができるのはかつて小田急線が走っていた線路の跡地。下北沢駅と世田谷代田駅はゆるやかな遊歩道で繋がる予定なのだそう。その脇に誕生するのが本施設だ。13のテナントが入る「BONUS TRACK」は、シモキタの魅力でもある「店主の顔が見える個性的な店舗」が未来にも引き継がれるようにと開発された。地域に根差した“ローカル”、社会課題解決に資する事業を展開する “ソーシャル”、ファッションや本、音楽などの文化を発信する“カルチャー”に関わる個性的なテナントを混在させる事で、シモキタらしさと新しさを同居させる。
毎日イベントを開催し、カルチャーを発信する新刊書店「本屋B&B」の移転や、“最高の読書環境を提供する”事で知られる「Fuzukue」(初台の店舗はハルマリでも紹介)、オーガニックの食材を扱うショップ「Why_?」、他にも古着ショップやレコード屋など、シモキタらしい個性的なラインナップが揃い、ラインナップを見ているだけでもワクワクする。
商店街といえば必ずある「コロッケ屋」はここにも健在。「恋する豚
研究所 コロッケカフェ」でコロッケを買って食べながら街歩きをするのは「商店街」の楽しみ方のひとつだろう。昔ながらの商店街には、1階が店舗で2階が住居といった形態のお店が多かった。それを現代でも再現しようと住居一体型の店舗として作り出した「BONUS TRACK」。そこに住んでいる店主たちが作り出す商業施設は、いわゆる「商業施設」らしからぬ新しい遊び場と言えるだろう。
また、9月には近隣に「温泉旅館 由縁別邸 代田」がオープン予定だ。35室の客室と大浴場やスパ、日本料理店、茶寮を備え、日常から離れてリラックスできるリトリートを目的とした温浴施設。もちろん宿泊者以外の客にも大浴場、日本料理店、茶寮、スパを利用できるとだけあって、今から楽しみな場所だ。これからも続々と注目の施設のオープンが予定されている、下北沢周辺。東京随一の「個性派」タウンの再開発は、これからも目が離せない。
エリア: | 東京 / その他 |
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住所: | 〒155-0033 東京都世田谷区代田2丁目36−36番15号 BONUS TRACK中央棟テナント4 |
公式WEB: | https://bonus-track.net/ |
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