生理用ショーツや月経カップといった製品の認知度・マーケットが急速に広がり「フェムテック元年」とも呼ばれた2020年。とはいえ、実際はまだまだ大多数の女性がナプキンを使用しているし、なにより長年お世話になっている安心感は絶大だ。実はナプキンも、日々進化を遂げている。ドラッグストアの片隅で、長年使っている「いつもの」を無意識に選んではいないだろうか? それ、実はものすごくもったいない。今回は50年以上にわたって日本の女性の生理をサポートしている衛生用品のトップメーカー「ユニ・チャーム」に、進化した生理用品やおすすめ商品の開発エピソードを訊いた。
この一年だけを見ても、生理についての世の中の捉え方は大きく変化したように思う。生理を特集するメディアが増え、30分生理の話だけというテレビ番組まで放送され話題を呼んだ。しかしかつては、薬局に生理用品が並ぶことすら当たり前ではない時代があったのをご存じだろうか。