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HOME TOPICS CULTURE 【会期終了】韓国・ソウル発「COMPLEX」が、南青山で展覧会。心の“複雑さ”をアートに昇華する
【会期終了】韓国・ソウル発「COMPLEX」が、南青山で展覧会。心の“複雑さ”をアートに昇華する

【会期終了】韓国・ソウル発「COMPLEX」が、南青山で展覧会。心の“複雑さ”をアートに昇華する

DATE:
2025.07.03

韓国・ソウルを拠点に活動するアート集団〈C.P.S(Complex Seoul)〉による東京巡回展が、南青山の「YUGEN Gallery(ユーゲンギャラリー)」にて開催される。期間は、2025年7月4日(金)〜7月21日(月・祝)。 本展は、6月に福岡の「YUGEN Gallery FUKUOKA」で開催された、同名展覧会の巡回展。今回は福岡展の構成をベースに、東京会場の空間特性に合わせた新たなインスタレーション展開を予定している。時代を越えた複雑さをテーマにした、5人のアーティストの才能に注目したい。

韓国を代表するアート集団による、注目の展示

南青山の現代アートギャラリー「YUGEN Gallery」で、展覧会「COMPLEX」が開催される。韓国・ソウルを拠点に活動するアーティスト集団〈C.P.S(Complex Seoul)〉による本展。C.P.Sのメンバーは流動的だが、これまでにStarbucks、adidas、UNIQLOなど国内外の有名ブランドとコラボレーションを手がけてきた実力派が名を連ねている。

今回は、ジュ・ジェボム、275C(Ichiro.C)、キム・ドンホ、ソル・ドンジュ、イ・ドンフンの5名が参加。それぞれの個性豊かな作品を披露する。

《MASⓒT : HOBAK (BLUE)》275C
《bunai Nagahama》キム・ドンホ

展覧会のテーマは「COMPLEX(複雑)」。劣等感の意味もある言葉=COMPLEXに重ね、各人が内面に抱える感情と向き合い、絵画、立体、グラフィック、映像作品など多様に構成。東京展では約14点の作品を見ることができる。

日常の風景やできごとを起点に、5人の作家がそれぞれの視点で解釈し視覚化した作品群は、鑑賞者自身の感覚や感情を刺激し、心に深く響くことだろう。

《C.E.M #01 : Marathon》イ・ドンフン
《Scattered Memories 4》ジュ・ジェボム
《City Still Life – TYO01》ソル・ドンジュ

韓国のみならず世界の肌にまとわりついて離れない空虚さや、現代社会の複雑な感情を鮮やかに切り取った意欲的な作品群。現代社会において個人が抱える「劣等感」に焦点を当て、ポップでありながらひしとした静けさが伝わる5人の作品に、時代を超えた痛みや温かみを感じ取ることができるだろう。

COMPLEX
会期:2025年7月4日(金)〜7月21日(月・祝)
会場:YUGEN Gallery
WEB:https://yugen-gallery.com/blogs/exhibitions/complexseoul_tokyo