このpodcastは、放送作家の岡野ぴんことハルマリ編集長の島崎が日常の中で観察した“さまざまな人間の生態”についてちょっとだけ偏った視点で語り合っていく番組です。
第四十四回
『笑われる人』
最近、笑われたことはありますか?
「そんなん無理だよ」「それなんでやってるの(笑)」「またそんなことやってー(笑)」
こんなふうに最近、いじられたり、笑われたりしてないな、そんなふうに思った方、それはもしかしたら最近新しいことに挑戦したり、人がやってないけど本当に自分が心からやりたい何かにひたすら打ち込んだり、夢中になったりしていないからかもしれない。
人から笑われると聞くと、ネガティブな印象があるが、「人から笑われる=人がやっていない、もしくはやりたいけど周りの目を気にしてやれていない何か、をやっているからという可能性が非常に高いのだ」というぴんこの提言。
「そもそも笑いというのはどんな時に起きるのか」という島崎の学術的な展開。緊張と緩和そして仲間内の共通認識を無意識に共有するもの、そこから逸脱するものを言外に牽制する意図なんかもあるのかもしれない。
人と違う何かをはじめようとする新しい何かへの無意識の恐怖、畏怖。そんなものが「いやいや、そんなおかしな事またやってさー(笑)」という笑いに繋がっていることもあるような気がする。
それは仕事における会議の場での突拍子もないアイデアや提案、プライベートでの試み、人生における挑戦、に対してもそうなのだ。
というと、“何か壮大なチャレンジを人が笑う”というイメージになりがちだが、それだけでなく日々の中の小さな挑戦や情熱、“夢中”という気持ちは、そんな無意識に逸脱するものを嘲笑する流れ(まったく悪気はない)で消されてしまう。
だからこそ、それを逆手にとって「笑われているのは良い兆候と思ってはどうか」というようなお話なのだ。
さぁ、どうですか、皆さんは最近笑われていますか?
★みなさんからのお便り募集中!以下のフォームで待ってます!
https://forms.gle/69VrWqxTCHhvDjXF6
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