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歴史から最新デザインまで
いまこそバウハウスを楽しむ

「開校100年 きたれ、バウハウス─造形教育の基礎─」

デヴィッド・ボーイの『ジギー・スターダスト』のジャンプスーツから、リビングに置かれたイケアの家具まで、「バウハウス」の理念は、私たちの生活のなかに広く浸透していることにお気付きだろうか。現代のデザインやファッションに大きく影響を与えたドイツ美術学校「バウハウス」は昨年、誕生から100年を迎えた。それを受けて、「東京ステーションギャラリー」で展覧会「開校100年 きたれ、バウハウス─造形教育の基礎─」が開催される。

幾何学的形状や明確なラインなどの見た目の特徴に加え、機能主義なデザイン哲学が先行するイメージだが、「バウハウス」はまずもって学校であり、ワシリー・カンディンスキーやパウル・クレーなど、この時代を代表する芸術家が指導していた。この教育をもとに優れたデザイナーや建築家が育ち、結果として、まったく新しいデザインのプロダクトやグラフィックが生まれることとなっていったのだ。

今回の展示では、そんな今日の造デザイン哲学の基礎ともなった「バウハウス」の基礎教育に焦点をあて、体験を交えつつその授業実践を見ることができる。さらに、世界初のスチールパイプ椅子の開発者、マルセル・ブロイヤーの「クラブチェアB3(ヴァシリー)」や、バウハウス期のキッチンツールの定番、オットー・リンディッヒの「ココアポット」をはじめ、家具や印刷・広告、陶器といった多彩な工房で生み出されたプロダクトなど約300点を目にすることができる。今回のアーカイヴを一通り目にするだけで、日常生活の中に紛れている「バウハウス」のデザイン哲学にもっと敏感になり、生活の新たな刺激になるかもしれない。

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