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パパによる親子のためのコミュニティ「日本橋パパの会」の活動とは?

VOL.35 パパによる親子のためのコミュニティ「日本橋パパの会」の活動とは?

「パパの育児参加」は当たり前の時代。東京では、育児参加の理念の普及だけでなく、ママ同様にゆるやかな「パパのコミュニティ」が生まれてきています。そのパパコミュニティの代表格とも言えるのが「日本橋パパの会」の活動内容を紹介しましょう。

200人を超えるパパが集う「日本橋パパの会」

 


「日本橋パパの会」は2011年に結成、中央区を中心に江東区、江戸川区からもパパたちが集まっています。登録会員210人弱のパパたちの仕事は金融、IT、弁護士、飲食店、歯科医、美容師などさまざま。

はじめは人形町近辺のパパ同士がゆるく集まって情報交換をする「飲み会」という形で始まりました。その飲み会で生まれたアイデアから、会員家族での遠足や、テニス、サッカー、写真などパパも参加する部活動でさまざまな交流が生まれ、さらには「パパフェス」というイベント開催にまで発展していきます。

パパによるみんなのための「パパフェス」

今年初めて開催されたパパフェスは、日本橋パパの会と中央区立日本橋社会教育会館が主催したコミュニティイベント。音楽・体操などを親子一緒に楽しむステージエリアや、段ボール工作やこども服のシェアリング、みんなで作る子育てエリアMAPなど、地域でこどもと一緒の暮らしを楽しむ環境作りを主眼に置いているのが特徴です。またパパが主催することもあって来場者の中でも普段は及び腰なパパたちも積極的に体操をしたり、一緒に工作したりとアクティブに参加していました。今年初めての試みとして開催されたパパフェスは地元の口コミだけで750人を超える家族が集まったとのこと。

コミュニティといってもあくまで「ゆるい」集まり。飲み会だけ、部活動だけ参加というパパもいれば、コアメンバーとしてイベントの運営に関わる人もいるなど、それぞれの距離感でつながっています。参加者のパパからは、「パパならではの悩みや愚痴を共有できたり、育児行政や親子観について議論をする相手ができたりすることで、こどもとの触れあい方をしっかり考えられるようになった」という声も。
また、単なる共有だけでなく、いいアイデアがあれば形にしてしまう実行力がパパコミュニティならではの魅力かもしれません。部活動ではそれぞれ得意なパパが積極的に会を運営したり、イベントでは仕事を活かしてスポンサー集めに奔走してくれるパパが現れたり、パパ自身も楽しみながらどんどん活動を実現していきます。「パパが楽しいと家族が楽しい」というパパ主導の流れは着実に大きくなりつつありますね。