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HOME SPECIAL こどもと一緒の東京ガイド 都心で始まっている新しい「ご近所づきあい」。ファミリー向けシェアハウスとは
都心で始まっている新しい「ご近所づきあい」。ファミリー向けシェアハウスとは

VOL.1 都心で始まっている新しい「ご近所づきあい」。ファミリー向けシェアハウスとは

こどもが生まれると親だけでなくさまざまな「協力関係」が必要になってくるときがあります。ましてや東京のように都市型の生活をしていると共働きは当たり前。物理的にこどもと離れることも多いし、一緒にいても触れあえる時間の量も質も不十分になってしまう。そんなときに近隣の助けや地域の助けがあれば何よりですが、東京らしい解決方法のひとつとして「ファミリー向けシェアハウス」という選択肢が生まれつつあります。

その先駆けともいえるシェアハウス専門不動産サイト「ひつじ不動産」を運営する「ひつじインキュベーション・スクエア」の代表・北川大祐さんにお話を聞きました。

居住空間をシェアできる物件は昔からあった

「ひつじ不動産を立ち上げた2005年当時はシェアハウスという言葉は一般に知られていませんでしたが、寮や社宅ではなく、複数人が住む前提で大家さんが家の構造を変えたり、募集方法を共同契約という形にして紹介したりする物件は東京には昔からあったんです。よくシェアハウスは海外からの輸入スタイルのようにイメージされていますが、実際には、この形態は日本、特に東京のほうが充実していると思います。シェアハウスという言葉ができて地域の理解も進み、行政や法制度も整備されてようやく日の目を見た感じですね。今後シェアハウスは単身者やファミリーに限らず『住宅の未来』を背負う存在になると思います」

シェアハウスの魅力は「実用性」と「先進性」

「ただ、現状は単身者向けがほとんどです。メインの契約者は30代の社会人女性が多かったりします。ファミリー向けとなると、需要はすごくありますが物件が追いついていない状況です。シェアハウスのよさはなんと言ってもその実用性と先進性。共用することによって得られる経済的なメリットがあって、しかも古い住居を新しい建築家がリノベーションすることで見た目も中身も洗練されてくる。この発想でファミリー向けのシェアハウスが出てくるのは時間の問題だと思います」

『イエゾク』という新しいコミュニティ

「最近では、ファミリー向けシェアハウスで3〜4年育ってきたこどもが、そのシェアハウスのお兄さん的存在になってたりもしてます。シェアハウス内のこどもたちの面倒もみる一方で、ちゃんと『他の家の子たち』という距離感もあったりして。人が育つ新しい環境だなと思います。私はその関係を『イエゾク』と言っているんですけど、シェアハウスという同じ建物で一定期間生活をしていた人たちの関係は新しく、感動的ですらあります。私たちが幼い頃には持っていなかった時間を過ごしながら東京らしい未来的な人付きあいの中で成長しているんです」

ひつじ不動産注目のファミリー向けシェアハウス

青豆ハウス

8世帯の家族が自然に触れあうことができるように設計された賃貸住宅。建物は木造で、1階の共用部分にはピザ窯や流し台があり、みんなでピザを作りながらパーティができます。2階の共用デッキに8世帯すべての玄関があるので、自然なコミュニケーションを楽しめます。

「ブルースタジオによる建築の鮮烈な存在感はもちろん、世帯を持ったシェアハウス世代をターゲットとした賃貸不動産企画の先進性、オーナー自ら居住し地域や入居者と付き合っていく管理のあり方まで含め、エポックメイキングな住宅です」(北川さん)

STYLIO WITH 代官山

東急東横線「代官山駅」から徒歩2分。「頼り、頼られ、助け合う子育ての形」がキーワードの、現代版長屋のようなアットホームな雰囲気のシングルペアレント向けシェアハウス。「GOROMA(ゴロマ)」と呼ばれるみんなのリビング&キッチンを中心に、各階にお風呂やトイレ、キッチンなどが揃い、開放的な屋上にはウッドデッキや家庭菜園など充実した居住環境。また防犯カメラのほか、セキュリティも充実。

「東急電鉄が手がけたということが大きいですね。場所柄ももちろんですが実用性と先進性を整えた東京らしいシェアハウスではないでしょうか」(北川さん)

MORE INFO:

ひつじ不動産

エリア: 注目商品・サービス
電話番号: 03-6427-5892
公式WEB: https://www.hituji.jp