華やかでストイックなイメージのあるバレエダンサーの世界を、あなたは覗いてみたくないだろうか。パリのバレエダンサーに密着したドキュメンタリー写真展が、銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催される。
小説・ミュージカル「オペラ座の怪人」の舞台としても有名なパリのオペラ座。『In Situ ピエール=エリィ ド ピブラック展』は写真家ピエール=エリィ ド ピブラックが、世界最高の舞台オペラ座で、人々を魅了するバレエダンサーたちの美しさを捉えた写真展だ。
『In Situ』は、3部構成になっている。まず1つ目は、2013年から2014年にかけて制作された、バックステージやステージでの生活の様子を捉えた作品群「Confidences」だ。
舞台裏やリハーサル風景などを中心に撮影したもので、無音のカメラと特殊レンズを活用し、普段は見ることができないダンサーたちの素の姿を表現した。モノクロームの世界観が、現場のありありとした空気感を伝える。
2つ目の「Catharsis」は、ダンサーたちの動きの軌跡が幻想的な芸術作品。こちらはカラー作品で、ダンサーたちの躍動感を感じられるシリーズだ。3つ目の「Analogia」は、打って変わって印象が変わる。豪華絢爛なオペラ座ガルニエ宮で舞うダンサーの姿は、まるで気高い中世絵画のようだ。
また、ダンサーらのパフォーマンス・シーンが見られるのも魅力だ。アンジュラン・プレルジョカージュの「ル・パルク」や、ピナ・バウシュの「オルフェオとエウリディーチェ」、勅使川原三郎の「闇は黒い馬を隠す」他、「感覚の解剖学」「ボレロ」「ダフニスとクロエ」など、名作のダンスシーンを同時に楽しめる。
本展の作品からは、知りもしなかったバレエダンサーの美しさや、パワーを見せつけられることになるだろう。ときには目を伏せたくなるような、生々しい表情を目にするかもしれない。しかしそれも含めて、バレエという芸術の素晴らしさに誰もが気付かされるはずだ。
エリア: | 東京 / 銀座 |
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住所: | 〒104-0061 東京都中央区銀座3丁目5−3 |
電話番号: | 03-3779-4001 |
営業時間: |
月曜日 12:00〜19:30 火曜日 12:00〜19:30 水曜日 12:00〜19:30 木曜日 12:00〜19:30 金曜日 12:00〜19:30 土曜日 12:00〜19:30 日曜日 12:00〜19:30 祝日 12:00〜19:30 |
公式WEB: | https://chanelnexushall.jp/program/2020/operadeparis/ |
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