女性ならではの生理現象、私たちはもうベテランと呼べる。だいたい10~14歳で初潮を迎え、平均的な閉経年齢は50歳前後。およそ40年もの間、女性は生理と向き合い続けることになる。30歳はまさに、人生における生理期間の折り返し地点だ。私をはじめ、女性読者のほとんどが、もう20年近くも生理と付き合ってきているのだ。その回数、240回以上。来て嬉しいことはないのに、こんな回数をこなしている。もう、自分を含めた全女性を褒めてあげたい。
毎月やってくる、面倒臭さと不快感。鈍い痛み。不調とも言い切れないような、イライラや倦怠感。我慢したり、薬を飲んだり、こんなものだと自分に言い聞かせて、なんとか折り合いをつけて生きてきた。自分でつけた“折り合い”がいつしか当たり前になっていた。考えてみれば、誰からも教わっていないけど。
そもそも、女性はほとんどが生理に関して「悩み」がある。女性メディアLOCARIの調査によると、なんと約97%もの女性が、何かしらの悩みを抱えている。「体調不良」だと認識する身体的不調には約42%もの女性があると回答。肌荒れなどの不調そのものから、その不調を理解してもらえないという精神的な負担、ピルや生理用品を使用することへの負荷までその悩みは多岐にわたっており、女性なら誰しも訪れる生理現象ではあるものの、こんなにも多くの悩みが発生しているのかと改めて実感する。
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