渋谷の宮下公園周辺に、新施設「MIYASHITA PARK」が誕生。日本初出店や新業態の店が揃う商業施設のほか、公園、ホテル、クラブなどのナイトエンターテイメントが一体となっており、一日中楽しめるスポットとなっている。
渋谷の宮下公園の歴史は古く、その開設は1953年。もともとこの地域は、旧皇族「梨本宮家(なしもとのみやけ)」の邸宅地に隣接していたことから、宮下町(当時)と呼ばれ、それが名前の由来となっている。
この宮下公園と周辺エリアが再開発され、新たにできるのが「MIYASHITA PARK」だ。再開発に伴い、道路を挟んで南北 2 つに分かれていた宮下公園を一体化。
「『新しい刺激や話題』と『快適さや居心地の良さ』といった異なる2つの要素が混ざり合う、訪れる度に新しいヒトや体験に出会える場所」をコンセプトに、商業施設・公園・ホテルで構成された複合施設に生まれ変わる。
まず商業エリアには、日本初出店も含む90店舗が出店。渋谷と原宿・表参道エリアの中間という立地の特徴から、南北でテーマが異なるのが特徴だ。
南街区には、渋谷のストリートを意識した店舗や、そこから新たなカルチャーが生まれるような店舗がラインナップ。国内直営店最大となる「adidas Brand Center」や、老舗スケートボード専門店 「instant skateboards」などのスポーツ・アウトドアブランドのほか、さまざまなワークショップを展開する「天狼院カフェ SHIBUYA」などが出店する。
また3 階の「FOOD HALL」には、新業態の店も登場。そのひとつであるコカ・コーラボトラーズジャパンのフード&ドリンクスタンド「VALUME」では、「コカ・コーラ」をミックスしたオリジナルメニュー「Coke Mix」やアルコールが楽しめる。
一方で、雰囲気がガラリと変わるのが、表参道エリアやキャットストリートに繋がる北街区だ。世界初となる「LOUIS VUITTON」のメンズフラッグシップストアをはじめ、2フロアでフルコレクションを展開する「GUCCI」などのラグジュアリーブランドが路面店として出店する。
この北街区と南街区を繋ぐように作られた屋上の公園には、旧宮下公園でも人気のあったスケート場やボルダリングウォールや、来場者がくつろいだり、様々なイベントを開催できる芝生ひろばが設置される。また、施設全体を緑の天蓋で覆い、どこにいても自然の緑と風を感じられるよう演出するという。
そして見逃せないのが、ナイトエンターテイメントの充実だ。北街区には、カフェ、ミュージックバー、アートギャラリー、クラブが一体となったカルチャーハブステーション「or」が出店。クラブタイムは20:00から早朝5:00まで営業する。
南街区には、全長約100mの空間に飲食店やスナックが並ぶ「渋谷横丁」がオープン。横丁ブームの元祖と言われる「恵比寿横丁」を手がけた浜倉的商店製作所が運営しており、全国各地の厳選された産直食材を使った店などの多彩な飲食店のほか、ご当地ママのスナックやDJ のパフォーマンスなどが楽しめるという。
また、施設内にできるホテル「sequence」の18階には、渋谷の街を一望できるルーフトップバーがオープン。イベントスペースとして宿泊客以外も利用できるため、渋谷の新たなナイトタイムスポットとして注目されそうだ。
ショッピングを楽しんだり、公園でまったり過ごしたり、夜のクラブで思いきり遊んだり。行くたびに違う楽しみ方ができそうな「MIYASHITA PARK」。オープンしたら、ぜひ訪れてみたい。
エリア: | 東京 / 渋谷 |
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