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2019.5.14

神楽坂の“お米の聖地”AKOMEYA TOKYOに揃うのは、まさにお米のすべてだった。

AKOMEYA TOKYO in la kagūAKOMEYA厨房(アコメヤ チュウボウ)AKOMEYA茶屋(アコメヤジャヤ)

神楽坂のランドマーク的な存在でもある商業施設「la kagū(ラカグ)」がリニューアルしたのが今年3月。「お福分けのこころ」をコンセプトに食品・雑貨を展開するライフスタイルショップ「AKOMEYA TOKYO(アコメヤトウキョウ)」の旗艦店として生まれ変わった新アコメヤ トウキョウを詳細レポート。

 

ご飯好きにはたまらない!1Fフードマーケット

全国各地から厳選されたお米や食品、雑貨などが並ぶライススタイルショップAKOMEYA TOKYO。中でも全国からバランスよく選抜した10種類以上の品種が揃い、甘みや食感、歯ごたえなど、自分のライフスタイルに沿ってお米を選べるのが特徴だ。

ラカグには常時12種類の品種のお米が並び、店舗で精米してくれるので、玄米から三分、五分、七分、白米まで好みの分つきが選べる。健康志向の方には玄米が人気だが、玄米初心者の方には三分、五分つきからが食べやすく、風味も楽しめるのでおすすめ。

お米の量り売りの隣には全国各地から選りすぐりの“ご飯のお供”がずらり。その数およそ250種類!! ご飯好き&お酒好き(!)なら、ここだけで何食分も楽しめそう。

レジ上に飾られる、迫力満点の大しめ縄。2018年度のアコメヤ トウキョウ イチオシのお米、“お福米”の産地、島根県飯南町に所在する出雲大社神楽殿のものと同じ職人さんによって制作されたもので、AKOMEYA TOKYOでこれを拝めるのはラカグだけ。なんともご利益がありそう!

AKOMEYA TOKYOの“食”をその場で体験できる「AKOMEYA厨房」

ランチタイムのお品書きは「季節の小鉢膳」(2,315円+税)の一品のみという潔さ。季節ごとに品種が変わる羽釜で炊いた白ごはんと共に、AKOMEYA TOKYO店舗で取り扱いのある商品を使用した、彩り豊かな旬の味わい小鉢8品がいただける御膳で、これを目がけてAKOMETA厨房を訪れる人も多いという。

取材時(4月)のお米は島根県産の「お福米」。甘みがあり、後味は案外あっさりとしているので、どの小鉢にも合う。色とりどりの器に盛られたおかずはどれも手が込んでいて、一口食べるごとに旬なお野菜や、隠し味に使われた食材の風味が舌の上に広がる。ふと顔を上げると赤ちゃん連れのお母さんたちや、パソコンと向かい合う女性、自分の祖母程の年齢の2人組など様々な客層の人たちが、みなこの小鉢膳を囲み、和やかな空気で箸を進めている。

AKOMEYA厨房のすぐ隣に「SPiCE Cafe × AKOMEYAカレー」や「抹茶ラテ」などの軽食やドリンクが味わえる「AKOMEYA茶屋」があり、時間をかけずさっとランチを済ませたいときや、小腹が空いたときはこちらを利用するのも良い。

日本の暮らし、四季や旬を感じるモノ・コト・ヒトとの「出逢い」

大しめ縄の下をくぐるように奥の階段を上ると、2Fはガラリと雰囲気が変わり、手前ではAKOMEYA TOKYOオリジナルのビューティーケア用品をはじめ、クラフト感のある生活雑貨・衣料品などが販売される。倉庫の中で、生活を豊かにしてくれる何か“掘り出し物”に出逢えそうなワクワク感が溢れる。

AKOMEYA TOKYOオリジナル、お米由来の成分が入ったビューティーケアシリーズ。日本各地の天然素材を使ったハンドクリームは“秋田・日本酒”、“広島・レモン”、“沖縄・月桃”などの全6種類。季節や気分によって使い分けても楽しめそう。

青森ヒバ詰め放題(1500円+税)。日本三大美林のひとつとされる「青森ヒバ」は香木とも言われるくらい香りが強い木で、お部屋の消臭やリラックス効果も期待できる。香りが弱くなったら少し湿らせると3〜6ヶ月くらいは保つそう。ガラスの器に入れ、インテリアにしても素敵。

期間限定ショップ“場”(壱・弐・参の三区画)。この日は静岡県で茶葉の栽培から収穫、加工までを一貫して行う「カネ十農園」と、岩手県の南部鉄器メーカー「OIGEN」が期間限定ショップとして参加。「日本の大切にしたいモノ・コトに出会える」というコンセプト通り、日本の風土や伝統を感じさせるラインナップ。

イベントやワークショップが開催されるスペース“soko”。梅干しづくりや和菓子づくりのワークショップ、パン作りのトークショーなどあらゆるイベントが催されている。過去開催されていた「LOVE INDIA」は毎回定員80名のチケットが即完売。カレーを食べながらシェフからインド料理の解説や、カレーと相性の良いAKOMEYAのお米の話などが聞けるという人気企画(現在は終了)だ。“食”好きの人とつながり、情報交換したり語り合ったりするのも味わい深い体験。そんなコミュニティが発生する場所に育まれている。

気がつけばもう日が傾き始めている。ラカグを後にするころには、ほぼ財布とノート以外何も入っていなかったデイパックに自分へのごほうびが、手にしたAKOMEYA TOKYOの紙袋には家族や友人へのお土産が詰まっていて、心もお腹も(それは小鉢膳を完食したから…)体中が満たされていた。

ひとりで来てあれこれ想像しながらじっくり店内を旅してもいいし、友人や同僚、家族を連れてきて半日優雅に過ごすのもいい。その人、その日、その季節によってきっと新しい出会いが待っているはず。

文・撮影:Nao Asakura