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HOME SPECIAL 渋カフェめぐり in 中目黒&代官山 カフェが人を繋ぐ。果実味あふれるコーヒーが生んだ、中目黒のコミュニティ
カフェが人を繋ぐ。果実味あふれるコーヒーが生んだ、中目黒のコミュニティ

VOL.1 カフェが人を繋ぐ。果実味あふれるコーヒーが生んだ、中目黒のコミュニティ

オニバスコーヒーが大切にしているのは、お客さんとの距離感。カフェは、人と人が自然と繋がっていく場所。その真ん中にあるのはまさに、居心地の良いコーヒーだ。

国内サードウェーブコーヒーの旗手

今やすっかりカフェ激戦区となった中目黒。ハイセンスなショップが並び、週末に情報感度の高い人が集まる一方で、庶民的な一面をもつ商店街もあり住宅地としても人気。そんな街だからこそ出店したというのが、国内サードウェーブコーヒーの旗手「オニバスコーヒー」。

オニバスコーヒー 中目黒店。軒先にカウンターやベンチがあり、2階にはカフェスペースも

同店は奥沢で産声を上げる。そのころはまだサードウェーブコーヒーなんてあまり知られていなかった時代。店主の坂尾篤史さんが、オーストラリアでカフェの魅力にとりつかれ、帰国後にバリスタ世界チャンピオンの店で修業。やがて2012年、満を持して「オニバスコーヒー」をオープンしたのだ。

坂尾篤史さん

ちなみに、オーストラリアは独自のカフェ文化が根付く国。特徴は、外資系やチェーン店以上に“街のコーヒー屋”が愛されていること。2011年の“あの日”を機に、ボランティアに参加するなどたくさんの人と出会った坂尾さん。「コーヒーで、もっと人と人をつなぎたい」。そして、やるなら自分らしさを。それはコーヒーの味わいにも。答えのひとつが豆の買い付けであり、自家焙煎だった。

アメリカ・DIEDRICH製の半熱風式ロースター。豆の個性をデリケートに引き立たせてくれる

「『オニバス』はポルトガル語で“公共バス”。バスのように、生活に溶け込むような存在になれたら。同様に、日常的に人と人をつなぐコーヒーを提供したいと思っています」(坂尾さん)

 

一杯ずつ丁寧に。真心込めたコーヒーを、手渡しでぬくもりとともに。そんなワンシーンを思い浮かべると、自然と住宅地のある街が出店候補地になったそう。

 

「お子さま連れからお年寄りまで、近所の人でもふらっと立ち寄れるような。そしてお客さんとの距離感もできるだけ近い方がよかったんです。だから目黒のこの店舗も、もともと古民家だった物件をうまく活用しました。古木や和を感じられる素材を用いて、やわらかい雰囲気を生かしています」(坂尾さん)

中目黒店は2016年にオープン

フルーティーで、酸味や甘味を感じる魅惑的な味

「オニバスコーヒー」は世界中から高品質な生豆を仕入れ、時には現地へ赴く。そうやって吟味した豆の個性を生かすことが、味の特徴だ。そのため、必要以上に焙煎はしない。ライトな浅煎りで、挽き方もドリップの場合は中挽きだ。

MORE INFO:

ONIBUS COFFEE 中目黒

エリア: 東京 / 中目黒
住所: 〒153-0051 東京都目黒区上目黒2丁目14−1
電話番号: 03-6412-8683
営業時間: 月曜日 9:00〜18:00
火曜日 9:00〜18:00
水曜日 9:00〜18:00
木曜日 9:00〜18:00
金曜日 9:00〜18:00
土曜日 9:00〜18:00
日曜日 9:00〜18:00
祝日 9:00〜18:00
定休日: 不定休
公式WEB: http://www.onibuscoffee.com/