 
                外出自粛にあたり、どの映画館も休館の措置が取られている。そんななか、渋谷と吉祥寺にあり、来月には京都にもオープン予定の映画館・アップリンクが運営するサービス「UPLINK Cloud(アップリンク・クラウド)」が話題となっている。家にいながらアップリンクの上映作品を鑑賞できるというものだ。
アップリンクといえば、国内外の多様な価値観を持った映画作品を上映している映画館。その作品セレクトと秘密基地のような空間で、映画ファンの中でも特に支持が高いことで知られる。しかし現在、コロナウイルスの感染拡大の影響でアップリンク各館での映画上映は休止中。映画ファンはもちろん、映画業界としても危機的状況だ。

そうした閉塞的な状況を打破すべく、アップリンクがオンライン映画館「UPLINK Cloud」でスタートさせたキャンペーンが、2,980円で映画60作品が3ヶ月間見放題というサービスだ。全国の映画好きに、家にいても観たい映画を届けたい。そして、映画館という場所を守っていきたいという強い想いから実現した。
配信、決済のプラットフォームはvimeoを利用しているため、手元にあるスマホやパソコンといったデバイスで鑑賞可能。これだけだと普通のVODサービスと変わらない気がするが、やはり違うのはその作品セレクトだ。

ラインナップは、グザヴィエ・ドラン監督・脚本による2012年のカナダ・フランスのドラマ映画『わたしはロランス』や、性格も職業も異なる4人の女性が、それぞれの幸せを求めて人生と格闘し、自らを肯定して生きていくまでを綴る青春ドラマ『ストロベリーショートケイクス』など。
なかにはタイトルを聞いたことすらない作品もあるだろう。しかし、いつも上質な作品だけを上映してくれているアップリンクセレクトというだけで、どの作品も観ごたえがあることを察せられるはず。まだ知らない作品との偶然の出会いも楽しみのひとつだ。
外出自粛が続く毎日。いつかまた映画館へ足を運べるようになるまで、「UPLINK Cloud」で自宅での映画館体験を楽しもう。
| エリア: | 注目商品・サービス | 
|---|---|
| 公式WEB: | https://www.uplink.co.jp/cloud/ | 
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