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HOME SPECIAL これからの私たちを、“幸せにする”モノゴトを考えて生きる。Harumari LABO インスタライブレポ#5 「白T洗濯講座」洗濯王子・中村祐一さん
インスタライブレポ#5 「白T洗濯講座」洗濯王子・中村祐一さん

VOL.6 インスタライブレポ#5 「白T洗濯講座」洗濯王子・中村祐一さん

爽やかでクリーンな印象の白Tは、夏になったら一番に着たいアイテムだ。しかし、気付けば首回りや脇が黄ばみ、着られなくなってしまった……という人も多いのでは。でも、お気に入りの一枚なのだから、できるならば長く着たいもの。そこで、今回は洗濯王子こと中村祐一さんをゲストに呼び、頑固な白Tの汚れを落とす洗濯方法を教えてもらった。クリーニング屋の*代目であり、洗濯のプロならではの洗濯ノウハウは、知っておいて損はない、眼から鱗の内容だった。

毎日の生活の中で、当たり前のように誰もがやっている洗濯。
でもふと、「このやり方は正しいのだろうか?」と思うことはないだろうか?
私はふと、思ってしまったのだ。洗っているけど、あまり納得できてない事実に気付いてしまった。ここ数年、夏のジェンダーレスに流行っている「白T」。これに関しては特に納得できていない。
ワンシーズン着たら、どうしても首回りや全体的な黄ばみ、落ちきってない気がするちょっとしたシミ……。あの買ったばかりの、パーンと目を引くような白さを洗濯でどうにか再現したい……せめて納得できる洗濯がしたい!
そう思って今回はぜひにとゲストにお招きしたのが人呼んで「洗濯王子」、洗濯家の中村祐一さんだ。 私にとっては初めて、正しい洗濯のしかた、専門家に教えてもらう機会でこれまでいかに洗剤や洗濯そのものの効果効能を理解していなかったかがよくわかった。そして何より、毎日の洗濯がなんだか楽しくなった。こうすると、こういう効果があるんだとわかるとモノゴトは少し違って見えてくるものなのだ。

黄ばみ退治には「つけ置き」

普段からオンラインで洗濯講座を行っている中村さん。この日も自身のスタジオから爽やかな笑顔で登場してくれた。中村さんのオンライン講座については、以前記事で紹介しているので、こちらでチェックしてほしい。

この日はどんな洗濯ノウハウを教えてくれるのか。ワクワクしながらまず始めに聞いたのは、白Tの黄ばみの落とし方。果たしてあのいやぁな汚れを、自宅で落とせるのだろうか?

「普段の洗濯で落ちにくい皮脂汚れは、つけ置きするのが大事です」

実はこの「つけ置き」が、一番のキーワードなのだ。

「基本的に黄ばんじゃう原因って、皮脂、体から出る脂が原因なんですよね。それを落とすために、洗剤で化学反応を起こしてあげる。そのために、つけ置きすることが重要です」

中村さんによれば、洗剤に備わっている「汚れを分解して落とす力」は、洗濯機では十分に引き出せないのだそう。洗剤が汚れを分解する時間を与えるためにも、つけ置きが重要なのだ。そして、このつけ置きの効果を高めるために、2つポイントがある。

「一つは水の温度、お湯を使ってください。お湯を使うと皮脂汚れが落ちやすくなる。そして洗剤の選び方ですが、体から出る皮脂、タンパク質を一番落としやすいのは粉末タイプの洗剤ですね」

お湯と粉末洗剤。それだけ?と、驚くほどシンプルな内容だ。しかし今の時代、CMの影響もあって、液体洗剤を使っている人はかなり多いはず。なぜ粉末が良いのだろうか。

「粉末のタイプは、成分でいうと弱アルカリ性。このアルカリ性の方がタンパク質、皮脂を落としやすいんですね。粉末洗剤は液体洗剤よりもアルカリ度が高いので、皮脂汚れが落ちやすいんです」

なるほど、そうだったのか……!これまで液体と粉末で成分が違うのも知らなかったので、驚いた。中村さんによれば、お湯と粉末洗剤に加え、漂白剤を使うと黄ばみも落ちやすくなるという。ではここから、気になる黄ばみの落とし方を紹介する。

白Tの黄ばみを落とす方法

1. 熱いお風呂くらいの温度のお湯(白Tなら50度くらいでもO K)に、粉末洗剤を足す。大体、付属スプーンの半分くらい。この中に、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)も同じくらいの量を入れる

粉末洗剤はスプーンの半分くらい
酸素系漂白剤も入れる

2.漂白剤を入れたら軽くかき混ぜる。この時、かき混ぜ過ぎないよう注意する。泡が出ているのは、反応が起こっている証拠なのでご安心を。
3.洗剤を入れたお湯の中に白Tを入れ、20分〜30分くらいつけ置きする。化学反応で汚れを落とせるので、ゴシゴシと洗わなくて良い。

4.汚れがある程度落ちているのを確認できたら、軽く絞り、洗濯機に入れる。

洗濯物を洗濯機に突っ込んで回すだけの洗濯と比べれば、多少手間のかかるこの方法。しかし、これは黄ばみが気になってきた時にやるだけで良いとのこと。

「例えばご飯とかリンゴとか、切っておいておくと黄ばみますよね。あれは、酸素と結びついて黄色くなっているのですが、同じことが服でも起こっていて、空気中の酸素と結びついて黄ばみになるんです。だから、衣替えなどでクローゼットに仕舞う前の洗濯は一番大事。汚れを落としておかないと黄ばんでしまうんです」(中村さん)

次のシーズンも真っ白なTシャツに活躍してもらうため、この一手間で黄ばみを予防しよう。

シミは「液体洗剤」で包んで流す!

続いて、これまた白いTシャツありがちな悩み、「シミ」の落とし方を教えてもらった。今回は、その効果を実感するために、ケチャップと、コーヒーのシミがついたTシャツを用意。ここで活躍するのはいわゆる「シミ落とし」なのかと思いきや…。

「液体洗剤を直接つけて、シミを落とします」

と、中村さん。なんと、誰の家にもあるような、普通の液体洗剤でシミが落とせてしまうというのだ。ただ、シミ抜きとして使う場合は、蛍光材が入っていない液体洗剤がおすすめだ。

「蛍光剤が入っていると、それを直接つけるとより白くなってしまう。アタックゼロ、ナノックスなどは蛍光剤が入っていないので部分洗いに使いやすいです」

それでは、液体洗剤でどうやってシミを落とすのかご紹介しよう。

シミ抜きの方法

1.液体洗剤(持っていない場合は食器用洗剤でも代用可)を、シミに直接つける。液体は、水に溶かしてしまうと少しパワーが落ちてしまうので、直接シミにつける。
2.生地を曲げ伸ばすようにして、汚れに洗剤を浸透させる。この時、ゴシゴシ擦ると服が傷んでしまうので、優しく曲げ伸ばす。


3.ある程度馴染んだら40度くらいのお湯ですすぐ。洗剤をなじませ、汚れを包み込んで、洗剤と汚れを水に移していく。
4.色が残っているようなら、漂白剤を使用する。

この「曲げ伸ばす」という作業は非常にデリケートだったのだが、この動作をしっかり行なってから水ですすぐと、コーヒーのシミもケチャップのシミも、薄くなったのだ!

中村さんによればどんなシミも、基本はこの2ステップで落とせるのだという。まずは洗剤を使って一番落としづらい汚れを包み込んで落とし、その後に残る色素を漂白剤で落とす。段階的に汚れを落としていくことで、漂白剤の効果も高まるという。

「シミ抜き専用の洗剤などもあってもいいですが、色々揃えないといけなくなる。普段着用洗剤を使ってもらうと、併用、代用ができるので、基本は手持ちのもので十分です」と、中村さん。実はこの、手持ちのものでしっかり汚れを落とす、というのが中村さんのスタンスでもある。ライブ中も、「汚れを落とすにはどの洗剤が良いか」という質問が寄せられたのだが、中村さんの答えはこうだった。
「持っているもので良いんです。大事なのは、どう使うかなんです」

今、世の中には大量の洗剤が溢れている。新商品が出るたびに、CMに踊らされ、購入してしまいがちだ。しかしその度に大した効果も感じられず、洗剤が増えていく一方……、という経験をしたことのある人も多いのではないだろうか。これは、洗剤が悪いのではなく、私たちがうまく使えていなかっただけ。一番大切なのはどの洗剤を選ぶかではなく、洗剤のポテンシャルをどう引き出すか、だったのだ。

ライブ後記

今回のライブで一番驚きだったのは手持ちの洗剤のポテンシャルをいかに活かしきれていなかったか、というところ。せっかく日夜、各企業の研究者たちが素晴らしい洗剤を開発してくれているのに活かしきれない、というのは非常にもったいない!
お湯を使うこと、つけ置きをすること、そんな簡単なことでポテンシャル最大に引き出しが可能で白Tを白いまま着られるなら……つけおきの手間なんてなんてことはない!と思ったのは私だけではないはず。
あれからつけおきで白くなるのが楽しくて、あらゆるものを「あ、これも少しくすんでるな、つけ置きしよう」っとやっている。楽しくなればもうこっちのものである。

HarumariTOKYOの公式アカウント(@harumari_tokyo)では、定期的にインスタライブ「Harumari LABO」を開催!「これからの私たちを、“幸せにする”モノゴトを考えて生きる。」をコンセプトに、その種になりそうな、気になること、知りたいこと、考えたいこと、試したいことを視聴者の皆さんと一緒に考えていきます。
次回は7月15日(水)の21:00から、スイーツ芸人のスイーツなかのさんをゲストにお招きし、「コンビニ食材で作る、極上スイーツ手作りライブ」を実施します。HarumariTOKYOの公式アカウント@harumari_tokyoをチェックしてください!