沖縄旅行で必ず利用する空港と、観光には欠かせない現地の交通機関。Withコロナでの旅行スタイルでは、交通機関の混み具合や感染対策も気になるところ。そこで那覇を訪れる際に必ず利用する空港とゆいレール駅の周辺をレポート。少しずつだが、観光客のいる「日常」を取り戻そうとしている現地の状況をお届けする。
那覇空港は現在、国内線のみが運航。国際線の再開は早くて今年の10月くらいだといわれている。現地のインフォメーションで働く友人にも話を聞いたのだが、数週間前から、週末は人が入ってきている様子。ビジネスでの利用はもちろん、観光客もかなり多くなっており、カップルや家族の姿もみられた。
カウンターもインフォメーションも、お客さんとの間にはシールドを配置し、出発・到着ロビーにはサーモグラフィーを設置。看護師が待機する部屋や、旅行者相談センターもあり、発熱等の症状がある人は相談できるようになっている。
休養室を利用したい人に対しては、熱を測り、一度使用した寝具は再び利用しないなどの配慮をしている。空港内の清掃員もそれぞれフェイスシールドをつけて対応中だ。
また、1階の空港ラウンジは開いていて、席数を減らし、紙コップを利用するなどの対策をしていた。(2020年7月5日 撮影)
撮影が7月上旬、金曜日の夕方だった影響もあるかもしれないが、那覇空港改札周辺の人通りはあまりなく、観光客らしき人の姿もまばら。チケットを購入する人の様子から、現状は、出張もしくは通勤でモノレールを使っている人がほとんどだと予想できた。
新型コロナウイルスの感染防止策としては、消毒液や、保護シートを設置するなどの対策が見られた。
チケット売り場の仕切りはコロナ以前から個人情報保護のため設置されていたもの。思いがけずこのような状況となり、効果を発揮しているようだ。
また、緊急事態宣言中は減便運行していたが、2020年7月現在は通常運行となっている。(2020年7月5日 撮影)
「Go To トラベルキャンペーン」も始まり、徐々に混雑が予想される沖縄の交通機関。施設やオペレーションの中で感染対策はしっかり取られており、その点は安心して利用できそうだ。あとは旅行者自身が自覚を持って、ウイルスに感染しない、させない対策をしっかりとって旅行を楽しみたいところだ。