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自分の街にミニシアターがあったら。青梅市で、文化と人を紡ぐ温かな時間を

自分の街にミニシアターがあったら。青梅市で、文化と人を紡ぐ温かな時間を

DATE:
2021.04.23

かつて映画の街として賑わっていた東京都青梅市に、ミニシアター「シネマネコ」がオープンする。国登録有形文化財の建物をリノベーションしたノスタルジックな空間は、まるで映画のセットのよう。ここに佇むだけで、自らも物語の中にいるような静かな高揚感が得られそうだ。映画を観なくても、併設するブックカフェを利用することも。だんだんとのどかになっていく、東京の最西端・青梅市までの道中ごと味わいながら、地域の憩いの場で、ここだけのエンターテインメントにどっぷり浸ろう。

歴史的建造物×最先端の映画設備

旧都立繊維工場だった建物を改修し、東京でただひとつしかない木造建築の映画館として生まれ変わったミニシアター「シネマネコ」。青梅市にとって、映画館の誕生は約50年ぶりだという。劇場に足を踏み入れると、木の温かさを感じる開放感のある天井に、たっぷりと光を取り込む大きな窓。一見すると、とても映画館とは思えない。都内のほかの劇場とはまったく異なった雰囲気を感じることができる。

一方、上映室には最新技術を取り入れた音響設備を完備。最大7.1chまで対応できるサラウンドなドルビー製ステレオで、360度を取り囲むスピーカーによる臨場感ある最高品質の映画鑑賞が可能だ。座席は全63席で、特徴的な紫の布椅子は2018年に閉館した新潟のミニシアター、十日町シネマパラダイスの椅子を受け継いだものだという。

映画だけでない、地域コミュニティの拠点

館内にはブックカフェも併設。映画を観なくても利用することができ、ここでしか食べられないオリジナルカフェメニューや、限定グッズも販売される。また、地元商店街と提携し「東青梅グルメマップ」や商店街と共同で使えるポイントシールラリーを展開するなど、映画だけでなく地域コミュニティの新たな拠点としても機能していく。

自分の街に、ミニシアターがあったら。きっとそれは、単に映画を観るだけの場所ではないだろう。そこにしかない文化を継承し、また新たな文化を生み出し、そして人と人をつなぐコミュニティの場にもなる。そんな漠然としたイメージを、シネマネコは体現している。ほかの劇場では体験できない何かを感じに、東京の最西端・青梅市まで足を運ぶ価値はある。

MORE INFO:

シネマネコ

住所: 〒198-0044 東京都青梅市西分町3丁目123
電話番号: 0428-84-2636
公式WEB: https://cinema-neko.com/