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HOME TOPICS LIFE STYLE 花を受け取り、アート作品に“参加”する。篠崎恵美と考える、花々の未来
花を受け取り、アート作品に“参加”する。篠崎恵美と考える、花々の未来

花を受け取り、アート作品に“参加”する。篠崎恵美と考える、花々の未来

国内外で高く評価されているフラワークリエイター・篠崎恵美によるインスタレーションエキシビション「mericlone(メリクローン)」。最終日となる明日6月20日(日)には、それまで展示されていた花がフラグメントとして来場者に配布される。花の移ろいそのものをアート作品に昇華した本展示は、一人ひとりが花を持ち帰ることでいよいよ“完成”するという。作品の一部として参加できるだけでなく、フラワーロスという社会課題に向き合うきっかけにもなる、貴重なアート体験だ。

mericlone / Megumi Shinozaki Photo: カワベミサキ

先月末から神宮前・StandByで展示中の「mericlone」。フラットで無機質なコンクリート空間を背景に、無数のスターチスが配置されている。はじめは蕾だったスターチスが花を咲かせ、増殖し、やがてドライフラワーへと変化。そして、約3週間の会期を終える明日、フラグメントとなって来場者に配られるまでが作品の構造となっている。来場者が花を受け取ることによって、作品が完成するというわけだ。

なお、展示は本日6月19日(土)夜には解体され、配布の準備が行われるとのこと。展示された状態をまだ観ていない人は、本日中の訪問もおすすめしたい。

mericlone / Megumi Shinozaki Photo: カワベミサキ

花を用いた多様なアイデアを提案してきたクリエイティブチーム「edenworks」主宰でもある篠崎恵美は、フラワーロスの課題解決に日々取り組んでいることでも知られる。一度役目を終えた花をドライフラワーに加工し、長く愉しむことで花の廃棄削減につながる。「mericlone」最終日に足を運べば、作品の一部になるという貴重なアート体験ができるだけでなく、こうした社会課題に向き合うきっかけにもなるはずだ。

育ちきった花々にただ満たされて終わるのではなく、ドライフラワーへと生まれ変わった花を少しずつ分け合い、一人ひとりが持ち帰った先で、また新たな安らぎを花から受け取る。そんなあたたかな連鎖を感じてみてほしい。

mericlone / Megumi Shinozaki Photo: カワベミサキ