飲んで撃ってストレス発散。吉祥寺のシューティングバーにハマる

吉祥寺駅より徒歩8分。エアガンによる射撃とお酒が楽しめる「シューティングバー エアー」は、日頃のストレスをバキュンと撃ち抜けるスポット。はじめての射撃は、ガンの興味がなくてもハマってしまう面白さだ。

モデルガンのモチーフが光る、この看板が目印

人混みであふれかえる吉祥寺駅を抜けて、吉祥寺通りを井の頭公園の方へ向けて歩くこと約8分。ひっそりと佇む白いレンガ調のビルが現れる。一見何の変哲もないビルなので、注意していないと見逃してしまうかも。訪れる際は、モデルガン＆弾のモチーフが光る、こちらの看板を目印に。

バーでカクテル片手にマシンガントーク

店の扉を開けて最初に目にするのは、存在感のあるシューティングレーン！ なのだが、まずは一旦カウンターへ。モデルガンがずらりと並ぶ一風変わったバーカウンターで、ドリンクをオーダー。（1人1ドリンク制）。ドリンクが来るまでは、しばし店員さんとマのトークを楽しむ。「あの銃はバイオハザードで使われていたモデルでね…」「店には120丁くらいモデルガンがあって…」なんて、この後のシューティングが楽しくなるようなマシンガンネタに、興味深々！

ちなみにオーダーしたのはこの店の一番人気、「SPAS12」（￥900）だ。
銃をモチーフにしたオリジナルカクテルで、角砂糖が…燃えている。普段お目にかからないスリリングなカクテルに、早くも期待が高まる。ちなみにアルコール度数も結構強い！　ソフトドリンクもあるので、飲めない方もご安心を。

ドリンクメニューとは別に渡されたのは、こちらのエアガン・メニュー。20数種類あるモデルの中から、使いたいものを選ぶ。漫画や映画、アニメのキャラクターが使用しているモデルが特に人気らしいが、とりあえずは女性店員さんにおすすめを教えてもらうことにした。

「軽くて持ちやすいのは…」「こっちはコンパクトで握りやすいし…」と、女性目線のアドバイスをいただきながら迷った結果、初心者でも扱いやすいコンパクトなハンドガンと、興味本位でスナイパーライフルを試してみることに。

※銃を撃つ前には必ず「誓約書」への同意が必要。注意事項を読んでサインをするとメンバーズカードがもらえるので、そちらが揃えば準備は完了。

いよいよエアガン・シューティング！

お酒を飲みながら、待つこと数十分。準備が整ったということで、いよいよシューティンングの順番が回ってきた。（シューティング体験ができるのは同時に3人までなので、混雑時は思いのほか待つことも。だがお酒を飲みながらでくつろいでいれば、待ち時間もあっという間だ。聞いたところ、都内で10mレンジが3つもある店舗は非常に珍しいのだそう。これは本格的なシューティングが期待できそう。

レンジが並ぶ個室に入ると、専用のゴーグルをかける。これは、エアガンの弾が跳ね返って目に入ってしまうという万が一の危険を防ぐため。ゴーグルは眼鏡タイプで簡単にかけられるものなので、化粧が崩れる心配もない。

ちなみに、シューティングの時の服装に決まりはナシ。店内には、スカートにブーツスタイルの女性も数名いた。

女性店員さんに、持ち方・立ち方・マガジンの装着方法を指導してもらったところで、いざ、ハンドガンでのシューティング開始！ バン、バンバン！！

こ、これは…気持ちいい！ 25発入ったマガジン×3本分打てるのだが、楽しくて撃ちまくっていたら、あっという間になくなってしまった。「エアガンは、本物の銃に近い反動を手に感じられるのが特徴」との店員さんの言葉通り、リアルな使い心地に思わず感動。

約7～10分のシューティングの結果は上々。店員さんにも、「初心者とは思えない！」とのお褒めの言葉をいただいた。思いのほか、ストレスが溜まっていたのかもしれない。

お次はスナイパーライフルに挑戦

すっかり味をしめた私、お次は大きなサイズのスナイパーライフルに挑戦！ これ、かなり重い。重すぎてただでさえ狙いにくいのに、的は先ほどよりも難易度の高い、金属製のメタルターゲット。今度はさすがに、当たらないか…？

と思いきや、すべての的を倒すことに成功。ライフルは、先ほどのハンドガンと違ってダダダダダダー！ という連射ができるのが特徴。的が次々に倒れていくのを見る時の爽快感といったら半端ない。女性でも気兼ねなくトライできるので、ぜひ一度体験してみて欲しい。実際、この店のお客さんは半数くらいが女性だそう。この日も女性同士で来ているグループがちらほら。カップルも複数いた。

想像以上の満足感を得られる、エア・シューティング。こんなにスカッとした気持ちはいつぶりだろう!? 一度体験するとハマる人が多いらしく、リピーターも多いのだとか。店は奥に16席とカウンターが6席と、割とコンパクト。土日の夜は特に混むので、訪れるならオープン直後の17時がおすすめだ。待たずに入店したい方は、事前に予約TELを入れておくといいだろう。

取材：新城真紀

※TOKYO DAY OUT（2016年）より転載。最新情報は公式サイトでご確認ください。