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HOME SPECIAL こどもと一緒の東京ガイド 遊び場から家族の相談窓口まで。地域に根付く2つのコミュニティ施設
遊び場から家族の相談窓口まで。地域に根付く2つのコミュニティ施設

VOL.32 遊び場から家族の相談窓口まで。地域に根付く2つのコミュニティ施設

子育ての悩みはひとりで抱え込むのも不健全だし、家族単位でも対処法に限界がある。やはり、同じ境遇の違う立場の家族たちの意見や取り組みが参考になることが多いのが実情です。東京は近所づきあいが少ない街ではありますが、だからこそ積極的に集まって交流し合うための場所も存在します。代表的な2つの施設を紹介しましょう。  

地域の人々とともに育つ子育て・家族支援施設「あい・ぽーと」

NPO法人「あい・ぽーとステーション」(代表理事・大日向雅美)と港区が協働で運営する子育てひろば「あい・ぽーと」。年会費を払って会員登録(区在住・在勤・在学の方は、500円。区外の方は、1000円)すると、清潔で広々とした遊具スペースや園庭を利用できるほか、おはなし会やトーンチャイムなどのプログラムやコーディネータによる子育て相談を受けることができます。

いわゆる学童施設やこどもプラザといった公営施設に比べて、親子同士で触れあう機会や、地域の子育て・家族支援者に相談できる機会などが多く、コミュニティとしての機能がより充実しているのが特徴です。保育付きの大人向けヨガレッスンや、親子で参加するバレエ・リトミック・料理などの講座も充実。大学や企業などの協力の下、各ジャンルの第一人者や研究者が丁寧で楽しくレッスンをしてくれるので、どの講座も予約困難なほどの人気です。また、理由を問わずこどもを一時的に預かってくれる「施設型一時保育事業」も行っており、普段保育園に預けていない親にとってはありがたい。

勝どきの楽しく遊べる‘孤育て’支援施設「グロースリンクかちどき」

湾岸エリアの地域SNS運営会社PIZZAと子育て支援NPO法人フローレンスが運営する「グロースリンクかちどき」。都市部の孤独な子育て環境を地域で解決すべく、こども・親子を中心にさまざまな年代の地域住民を巻き込み「地域の子育てコミュニティ」を創っています。
こども1名につき3000円(WEB登録時の料金・税込)を払って登録すると、生後6ヶ月から小学校2年生までいつでも施設を自由に使え、さまざまなレッスン(有料)に参加できます。


こどもたちの楽しみはガラス張りの建物内にあるプレイホール。ロープでできた巨大なジャングルジムは3階建ての高さがあり、よじ登ったり、すべり台で楽しんだり、ハンモックでゆられたりとさまざまな遊びができます。屋外にもクライミングウォールやじゃぶじゃぶ池など楽しい遊び場が充実。遊ぶだけでなく、レンタルスタジオとしても機能する「マナViva!」では、‘まちの先生’を招いて、音楽、ダンス、プログラミングなど、多様なレッスンが提供されています。
登録は地域外の親子でもOK。こどもを遊ばせながら、困ったときは子育ての悩みを共有したり、相談できるありがたいコミュニティ施設です。