渋谷駅東口地下広場が整備され、11月1日より一部供用が開始。駅利用者の歩行ネットワークや滞留時間など、交通結節機能の改善だけでなく、カフェやパウダールームなどが設置された快適空間として生まれ変わった。
ファッションやカルチャーの発信地として、海外からもオンリーワンの街として注目される渋谷。その魅力をさらに高めていこうと発足されたのが「渋谷駅街区土地区画整理事業」。東口地下広場の整備も、その一環となる。
今回の整備により、JR線、銀座線などの高階層駅と東急線や東京メトロなど地下駅を結ぶ交通のハブとして機能するだけでなく、あわせて3つの施設も誕生した。
地下2階の情報発信型カフェ「UPLIGHT CAFE(アップライトカフェ)」は、駅利用者が快適に過ごせる憩いの場としてはもちろん、国内外からの観光客に向けた観光案内の場として、情報やカルチャーを発信していく。また店内には、ショップインショップとしてベイクショップブランド「PUFFZ(パフズ)」を併設。テイクアウトできるベイク・ スイーツは、新しい「シブヤ土産」として注目を集めそうだ。
また、地下1階には、「都営バス定期券発売所兼案内所」と、渋谷区が設置するパウダールーム・多機能トイレを備えた「渋谷区立渋谷駅東口公衆便所」が設置された。
渋谷に集まる人々の交流や情報発信地の場として、新たな賑いを生み出し、便利で居心地の良い空間づくりによって、日本らしい“おもてなし”の精神を体現する渋谷駅東口地下広場。渋谷の未来を支える中心施設のひとつとして、その役割を担っていくことになるだろう。