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新宿ど真ん中に、TSUTAYAがくつろぎの場を作ったワケ

新宿ど真ん中に、TSUTAYAがくつろぎの場を作ったワケ

蔦屋書店やT-SITEなどさまざまな業態を展開し、生活を豊かにするライフスタイルを提案し続けるTSUTAYAグループ。その中でも注目の新宿「TSUTAYA BOOK APARTMENT」の魅力とは?

誰もが気軽に足を運べ、24時間くつろぐことができる本屋

喫茶店やチェーン店のカフェ、漫画喫茶なども多数ある新宿は、休憩場所探しに困らないように思えます。けれど、女性一人でも心底くつろげてリピートしたくなるような場所は、意外に少ないんです。

そこで紹介したいのが、「TSUTAYA BOOK APARTMENT(ツタヤ ブック アパートメント)」。誰もが気軽に足を運べ、24時間くつろぐことができる本屋です。

今回は、その全貌を明らかにすべく、前後編でたっぷりとお届けします。こだわりの細部までを知ってもらえるよう、まず前編で担当の方のお話を、続く後編で各フロアの様子をレポートしました。

レンタル、販売の場所から「くつろぎ」を提供する場所へ

TSUTAYA広報の中山さんと、フラッグシップ店舗の担当を勤める御前さんに、「TSUTAYA BOOK APARTMENT」ができるまでから、この場所へかける思い、これからの展望についてを伺いました。

——まず「TSUTAYA BOOK APARTMENT」を作るまでの経緯を教えてください。

御前さん:大きなきっかけは7年前に起こった東日本大震災です。3.11の後、もともとTSUTAYAが入っていたこのビルが建て替えられることになりました。そのタイミングで「これまでとは一味違った業態に挑戦してみよう」という想いで始動したプロジェクトです。

フラッグシップ店舗担当の御前昌宏さん

中山さん:これまでのTSUTAYAはCD、DVDなどのレンタル、販売がメイン事業というイメージが強かったと思うのですが、我々はそれらのコンテンツを通して、ライフスタイルを提案したいというポリシーが創業当時よりありました。

昔は、映画やレコードが高くて手軽に買えなかったり観に行けなかったりしたので、それらをレンタルにすることで、お客様により気軽に、映画や音楽の中にある様々ライフスタイルに触れていただきたいと考えました。それから時代が進むにつれ、現在は本を通してお客様へより豊かなライフスタイルの提案ができないかと考えています。

今では多くなったブック&カフェスタイルのお店も2003年に六本木のTSUTAYA TOKYO ROPPONGIから実験を始めました。

広報担当の中山明星さん

御前さん:TSUTAYA TOKYO ROPPONGIでは当時、“コーヒーを飲みながら購入前の本をお店で読む”というスタイルの中で「本を何冊もキープしない」とか「滞在時間は1時間くらいを目安に」など、さまざまな暗黙のルールを設けていたんですが、お客さまと接するうちに一人ひとりの過ごし方を尊重することの大切さを知りました。

わざわざTSUTAYAに足を運んでくださるお客さま一人ひとりの時間を私たちも大事にする、お客さまそれぞれのニーズに答えていく、許容することを最優先にしようと考えました。

中山さん:これまでは目当ての商品をレンタル、購入するための場所だったんですが、ブック&カフェスタイルにしてからは、お客さまが足を止め、くつろいでいただくことで、本だけでなくその空間まで楽しめる場所を作ることを目指しました。

 

新宿の中心で「遊ぶ・働く・休む」をタイムシェアする

4階のフロント周辺には、イベントや時節によって注目作などが置かれている

——では改めて「TSUTAYA BOOK APARTMENT」について教えてください。

御前さん:なんでも揃っている新宿という場所で、次に私たちが目指すのは、本をメインにしながら女性が靴を脱いでくつろげる空間です。室内はインダストリアルな雰囲気をベースに、ナチュラルな木目調のインテリアやグリーンを取り入れつつ、アクセントとして季節感をもたせ、幅広いお客様が安らげる内装にしました。

本棚にはブックコンシェルジュがセレクトした本がずらりと並ぶ

——実際にはどんなお客さまが利用されていますか?

御前さん:オープンする前にメインターゲットとしていたのは20代から30代を中心とした女性のお客さまだったんですが、そのくらいのターゲット層の方々に使っていただいているだけでなく、海外からのお客さまや、利用者にあこがれる高校生の方々もご利用いただけています。

——それぞれのフロアについて教えてください。

御前さん:施設は4階から6階までの3フロアに分かれており、まずフロントのある4階にはコワーキングスペースがあり、テーブル席を設け、コンセントまわりも充実させています。

明るく気持ちのよいコワーキングスペース

5階は男女ともに使用できるエリアになっており、フロア全体がグランピングをイメージした開放的な空間になっています。ソファ席に加え、体を預けてくつろげる巨大なクッションがある窓際のエリア、フロアの奥にはお一人でゆっくりとくつろげる個室(16室)もあります。

5階のメインフロアはグランピングをイメージした作りに

6階は女性専用のフロアとなり、個室の他に寝転がることができる畳のフロアや、腰掛けて本を読めるソファ席、さらに身支度することができるパウダールームも完備しています。

「TSUTAYA BOOK APARTMENT」は24時間営業でシャワールームもあり、ロッカーや有料でルームウェアの貸し出しサービスなどもあるので、終電を逃してしまった方の利用も増えてくると思います。

アメニティも一通りそろっているので、手ぶらでOK!?

——いわゆる漫画喫茶よりも女性に対するケアがとても手厚く感じます。

御前さん:他にも無料Wi-Fiやipadの貸し出し、本や文具の販売に、無料のドリンクバーを完備。また下の階で営業しているコンビニエンスストアやスターバックスの飲食物、7・8階で営業しているレストランの食事も持ち込みOKなので、この館一つで利用者一人ひとりのさまざまなニーズや要望に応えることができるようになっています。

——これからますます多くの人々に認知されさまざまな発展があるかと思いますが、この先の展望について聞かせてください。

御前さん:はい、今後は3フロアを使って、さまざまなイベントを積極的に開催していきたいと思っています。この3ヶ月間の様子を見ていると、仕事や趣味などを「シェアする、共感する」場所として使っていただくお客さまもいらっしゃるので、ゆくゆくはここからコミュニティのようなものが生まれていけばいいなと考えています。

実は、4階のコワーキングスペースは、インテリアや什器が動かせてイベント会場のステージとしても使える作りになっているんです。それを利用して、これからはビジネス系のイベントを開いたり、女性専用フロアにある畳のスペースでヨガ教室を開いたり、といったことを考えています。

新宿という場所で、さらに主要な駅からも近くアクセスも便利という強みを活かして、とにかく多くのお客さまに浸透し、利用していただけるようになりたいです。

 

*後編*
かつてない居心地の良さ。24時間過ごせる新宿のオアシス

文:松倉和華子

*2018年3月掲載の原稿を一部改訂

MORE INFO:

【閉店】TSUTAYA BOOK APARTMENT

エリア: 東京 / 新宿
住所: 14 26 3 新宿, 3丁目-26 新宿 新宿区 東京都 160-0022 日本
電話番号: 03-5315-4077
営業時間: 月曜日 0:00〜0:00
火曜日 0:00〜0:00
水曜日 0:00〜0:00
木曜日 0:00〜0:00
金曜日 0:00〜0:00
土曜日 0:00〜0:00
日曜日 0:00〜0:00
祝日 0:00〜0:00
定休日: 年中無休
公式WEB: https://tsutaya.tsite.jp/feature/store/tba_shinjuku/index