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短編小説で、呑む? 新潟長岡の日本酒「ほろよい文庫」“創刊”

短編小説で、呑む? 新潟長岡の日本酒「ほろよい文庫」“創刊”

DATE:
2020.02.20

短編小説付き日本酒というちょっとユニークな商品が発売された。その名も「ほろよい文庫」。新潟長岡で造られた日本酒が、作家・山内マリコ氏の書き下ろし作品とともにパッケージされているのだ。日本酒好きにも、文学ファンにも注目してほしい「ほろよい文庫」とは――。

読書をしながらお酒を呑む人、結構いると思う。そこで、“小説に合う日本酒”の登場だ。この度発売となった「ほろよい文庫」は、「土地と人との関係性を『お酒と物語』という新しいスタイル」に転換したユニークな日本酒なのだ。「酒が造られた土地の風土や歴史など、さまざまな物語を感じながら楽しめる」日本酒として“創刊”され、第一弾は、作家山内マリコ氏が2編の短編小説を執筆。一瓶に一編付いてくる。

山内氏は今回のために実際に新潟長岡を訪れ、その土地のムードを感じながら執筆。“一杯目”の「運命の人かもしれないけど『じゃあ、ここで』」は男性目線で、“二杯目”の「あたしはまだ到着していない」は女性目線で描かれた恋愛物語だ。どちらか一方の小説だけでも完結する物語だが、両方読めば、さらに小説の世界が深まるように仕掛けられている。

日本酒好きなら味についても気になることだろう。この酒を造ったのは、長岡市で明治30年に創業した老舗お福酒造。新潟県産の酒米を使用した純米吟醸だ。

“一杯目”は「純米吟醸らしい透き通った風味」が楽しめるとし、“二杯目”は「新潟の冬を連想させるピリッとキレのある風味」を味わえるとしている。

それぞれパッケージにもこだわっており、“一杯目”は男性、“二杯目”には女性のイラストをあしらった。小説の世界観が、見た目からも伝わってくる。

小説からもパッケージからも、地酒ならではの空気感が伝わってくる日本酒。ただお酒を味わうだけでなく、想像力も働かせながら、今までにない日本酒のスタイルを楽しんでみてはどうだろうか。

MORE INFO:

ほろよい文庫

エリア: 注目コンテンツ
公式WEB: https://horoyoi-bunko.jp