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鬱屈した日の気晴らしに「物件ファン」で暮らしの妄想を

鬱屈した日の気晴らしに「物件ファン」で暮らしの妄想を

ふとした時に不動産サイトを眺めたくなるのは私だけだろうか。「ここにあの家具を置きたいなぁ」「この家に住んだら休日はこんな風に過ごしたい」。頭の中でイメージを膨らませているだけで、自然と明るい気持ちになってしまう。もしかしたら、物件を見ながら違う暮らしを妄想することが、一種の現実逃避・ストレス解消になっているのかもしれない。

そんな不動産情報を、借りる・買うに焦点を当てずエンタメ化してしまったサイトがある。それが「物件ファン」だ。

不動産は「暮らし」に根づくもの

「不動産は行き着くところ、『暮らし』そのものの根幹です。ここに生きるすべての皆様、そして社会の大切な、大きな資産です。そんな不動産を愛で、理想と照らし合わせ、新しい価値を付け加え、流通させていくことで、すばらしい不動産のサイクルが生まれると考えています」

こう語るのは、物件ファンの運営会社である、株式会社OND代表取締役社長・近藤淳也さん。これまでの不動産の新しいサイクルを生み出すべく、2016年2月にこの物件ファンのサイトを立ちあげたそうだ。

物件を探すときといえば、利便性・機能性に注目してしまう人がほとんどだろう。駅から徒歩何分か、オートロックはついているか、近くにコンビニはあるか……。メリット・デメリットで考えがちな不動産を「愛でる」というのはユニークな発想だ。

愛情のたっぷりの言葉が、妄想を掻き立てる

物件ファンのサイトで特徴的なのは、シンプルなサイトデザインだ。一般的な不動産サイトのトップページには、「敷金・礼金ゼロ」「家具付き物件」というようなプランが羅列されていたり、物件探しや引越しに役立ちそうな記事が並んでいたりする。しかし物件ファンのサイトにはそれがない。まるでどこかのアトリエのサイトなのかと思ってしまうほどだ。

「『物件ファン』は、実用性だけを重視した不動産サイトではなく、『家のことを楽しく知り、語るサイト』です。住む・住まない、買う・買わないに関わらず、物件をたしなむ、愛でるということを目的としています」(近藤さん)

便利で実用的な情報がないからこそ、物件そのものを楽しむことができるのだろう。それぞれの物件につけられたタイトルや、感嘆のため息が聞こえてきそうなほどリアルなストーリーが、より一層、“私にはない暮らし”を想像をすることの快楽を掻き立ててくれる。

妄想だけでなく、引越しの物件探しとしても

物件ファンに一般的な不動産サイトと同じだけの絞り機能はないが、だからといって、物件探し自体が難しいわけではない。エリアでの絞り込みができるのはもちろん、「一軒家」「シェアハウス」などカテゴリが準備されている。引越しのためのリアルな物件探しにも向いている。

「海っぺり」「シンプル」「スケスケ」など、いつもと違う視点で探すからこその、新たな出会いもあるはずだ。「探していたのは東京の物件だったけれど、京都の物件に惹かれてしまった」。こんなことがあるのも、物件ファンならではなのかもしれない。

「毎日、不動産サイトで見つけてきた素敵な物件を『いいでしょう?』『かわいいでしょう?』と“物件ファンファン(読者)”の皆さんと一緒に愛で、共有することで、不動産のいろんな楽しみ方を多くの人に知ってもらいたいと思っています」(近藤さん)

いつもの部屋、いつもの通勤、いつもの職場。繰り返される毎日のなか、気晴らしに物件ファンを眺めながら、頭の中で新たな物語をはじめてみては。

 

ながた さや/取材・文

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公式WEB: https://bukkenfan.jp/