フォルクスワーゲンのアート展「ザ・ビートル グラフィティ」が、東京・虎ノ門の新虎通りCORE 1階「THE CORE KITCHEN/SPACE」にて開催中。期間は2018年11月28日(水)まで。
オリジナルの「フォルクスワーゲン・タイプ1」から約80年の歴史を持つ通称「ビートル」。その丸みを帯びた可愛らしいデザインは、歴代のビートルに引き継がれており、車好きならずともオリジナリティのある車として印象に残っていることだろう。
そんなビートルが、2019年に現行世代のフォルクスワーゲン「ザ・ビートル」の販売終了を持って長い歴史に幕を下ろす。同社ではビートルファンに感謝を込めて、“See You! The Beetle キャンペーン”を展開している。
その一環として行なわれている今回のアート展では、1960年代にアメリカ西海岸で流行したビートルと、同じ時代に西海岸で発達したグラフィティアートが融合。ビートルが愛された西海岸の自由で楽しい雰囲気を日本のファンに届けている。
もともと、オリジナルのフォルクスワーゲン・タイプ1は、1960年代にアメリカで大ブレーク。カリフォルニアをはじめ西海岸でもサーファーなど若者たちのファッションアイテムとして愛用されてきた。
ポップカルチャー、サブカルチャー、ヒッピー文化にも受け入れられたこの車は、人種、文化などあらゆる社会の垣根を越えて、多彩な人々のライフスタイルに溶け込んできた。
今回のアート展では、日本を代表するグラフィティアーティスト集団「SCAcrew(PHiL氏/FATE氏)」による幅12.6m×高さ3.9mもの巨大アートを展示。
また、展示終了後には、グラフィティボードとTシャツのプレゼントキャンペーンも実施。展示を終えたグラフィティから分割して額装したアートボードピースと、オリジナルデザインのTシャツが抽選でプレゼントされる。
展示会場の「THE CORE KITCHEN/SPACE」は、イベントスペースとしても利用できるカフェダイニングで、今後さまざまなイベント展開が予定される注目スポット。本展はそこでの最初のアート展だそう。
車とデザイン、そしてカルチャー。感度の高い人々の知的好奇心を刺激する場所で、食事やお酒を楽しみながらの‘ビートル・アート’鑑賞はいかが?