21世紀のスイーツ界を牽引するパティシエ、ピエール・エルメ。彼の名を冠した「ピエール・エルメ・パリ」の1号店は東京・赤坂に出店され、日本との関係が深いことはよく知られている。以来、20年以上にわたり日本のみならず世界中を席巻しているのはご存じの通り。そんなピエール・エルメが目利きする「日本の素晴らしいもの」を世界に発信するブランドが「Made in ピエール・エルメ」だ。立ち上げから3周年を迎える2021年、そのコンセプトをより強化するための次なるステージは、日本各地の地方自治体とのタッグ。それぞれの土地でしか生まれない逸品を選りすぐり、その良さを最大限に活かす手腕はさすがの一言。日本をこよなく愛する世界的パティシエだからこそのマリアージュだ。
2018年に丸の内に店舗を構えたMade in ピエール・エルメ。白味噌や抹茶を大胆に使用したマカロンなど、彼らしいセンスが効いたスイーツはもちろん、各地の生産者とコラボレーションした様々な食材を取りそろえる。
3周年となる今年は、そのコンセプトをいっそう強めるべく、優れた素材を生産する地方を3か月ごとにフィーチャー。その第一弾として、4~5月は高知県にスポットがあたる。
高知県というと、温暖な黒潮と緑豊かな山々に恵まれた全国屈指の農産地。とはいえ、そこで育まれる数々の食材は、知っているようで知らない、という人が多いのでは。そんな高知の逸品を、これまで日本各地の素材を目利きしてきたピエール・エルメが厳選、魅力的な味に仕立て上げている。
たとえば、高知市を見下ろす土佐山のショウガ。こだわりの有機栽培で育ったショウガは皮ごと食べられるほどみずみずしい。土佐山ショウガをたっぷりと使用したジンジャーエールは、香り高く滋味深いおいしさが染みる。
また、澄んだ海水に恵まれ全国的にも晴れの日が多い高知県ならではの素材が、天日塩だ。太平洋沿岸に降り注ぐ太陽熱を利用して作られる天日塩は、なんとジェラートに。ほのかに甘みさえ感じるまろやかなしょっぱさが、ジェラートにすることでいっそう上品に引き立つ。
そのほかにも、四万十川の源流で育つまろやかな茶葉や、国内の5割が高知県で生産されるという名産の柚子など、高知の美食素材を幅広くセレクト。マカロン・クッキー・ブラウニーといったスイーツだけでなく、高知産野菜で作ったドレッシングやケチャップ、地鶏やカツオを使用した缶詰など、様々なラインナップでピエール・エルメのエスプリが光る。
日本の素晴らしい食材を、最高の状態で味わえる今回の絶品コラボをお見逃しなく。知っているようで知らない日本の地方の魅力を、味で旅して感じよう。
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