寝ている間に自分の望み通りの夢が見られたら、睡眠そのものがNetflixのようなエンタメになる。単なる現実逃避ではない。夢をクリエイトすることはメンタルヘルスにも効果的だといわれる*。本日はその可能性を広げる画期的なアイテムを紹介。憧れの世界にトリップしよう。 * The Journal Of Sports Sciences

夢をデザインする方法を、科学的にではなく統計データをもとに試みているのが、ヘッドマッサージ専門店・悟空のきもちだ。約2年間、21万人のお客さんの夢の結果から開発された「睡眠用 しゃぼん玉」を使うとなんと65%(2回に1回)の高確率で狙った夢が見られるという。その仕組みは、夢カートリッジをセットして電源を入れるとランプの先からしゃぼん玉が現れるというもの。

気になるのはなぜしゃぼん玉かということだ。そもそもこの研究は、「どうやったら悪夢を見なくなるのか」というお客さんのリクエストがきっかけでスタートしたものだそう。そこで、“しゃぼん玉を見たこどもは夜泣きしない”という発想から、しゃぼん玉を使用したところ、8割以上の悪夢を減らすことに成功した。
半信半疑な人こそ自分の目で確かめてみるべき。寝る前にしゃぼん玉がゆっくり膨らむ神秘的な光景を数分間眺めるだけで、夢の内容を覚えてなくとも、“楽しい”という夢の方向性を記憶している人が半数以上いることに驚く。不思議なことに“しゃぼん玉の映像”ではこのような結果にはならず、あくまで実物であることが重要だそう。毎日ポジティブな夢を見られれば、その日の気分だけでなく、ゆくゆくは人の性格まで変えてしまうかもしれない。そんな未来への希望も秘めた意欲作だ。

視覚からのアプローチに対して、聴覚を刺激して夢を脳に意識させる方法もあるという。それが近年、ASMRでも話題のバイノーラル・ビートだ。脳波の研究によると、通常の夢ではシータ波が出るのに対し、自覚のある夢は集中しているときに放たれるガンマ波が確認されている。つまり、自覚しながら夢を見るときの脳は、覚醒時と同じガンマ波がカギとなるというのだ。
そこで注目なのが、バイノーラル・ビートを生成できるアプリ「binaural(β)」でガンマ波を流しながら寝ること。これにより脳を覚醒させることで夢を覚えている確率を上げる。注意すべきは、純粋なバイノーラル・ビートのため少々耳障りであること。不快に感じない音量に調整しつつ、より効果を感じるためにイヤフォンで聞くのはマストだ。小音にして聴き続けていると不思議と耳がなれていき、心地よく感じるようになってくる。もともとは集中力を高めるための音でもあるため、睡眠時だけでなく仕事中に使うのもいい。

視覚や聴覚と五感をフル活用してもなかなか夢を覚えていないという人には、アメリカのSNSで話題となったサプリメント「ドリームリーフ」を提案したい。鮮やかな赤と青のカプセルがいかにも怪しそうだが、ビーガン用のハーブサプリメントで、明晰夢を10年以上実践するアメリカの研究者が開発したものなのでご安心を。成分は、ワグワート(よもぎ)や心を安定させるセロトニンの原料、ヒドロキシトリプトファンなど、脳内ホルモンの原料が含まれている。
飲み方のコツは、2回に分けること。まず、寝る直前に青いカプセルを服用して、4時間後に目覚ましをセット。目が覚めたら赤いカプセルを飲んで再度寝ると夢が始まる。こういうものは実際に体験してみないと効果を判断できないが、公式サイトの口コミは4.5とかなりの高評価。そのレビューを見ると、夢をコントロールはできなくとも夢を覚えている人たちが多い印象だ。一般的なサプリメントは飲み続けなければ効果が持続しないものが多いなかで、こちらは1度飲むだけで、何かしら夢の体験ができるというのは興味深い。夢を見るきっかけが掴めれば、会話のネタにもなりそうだ。
Info:https://luciddreamleaf.com
参考:https://www.inverse.com/mind-body/why-do-people-have-lucid-dreams
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羽賀まり奈
Harumari TOKYO編集部