オフィス街・赤坂に、2階全体がイートインスペースのファミリーマートがあることをご存じだろうか? 快適な女性向けパウダールームも完備。ここはビジネスパーソンのブレイクタイムに最高の空間だ。

昼夜を問わず、都心の喧騒で華やぐ東京・赤坂。この街に、知る人ぞ知る新しいタイプのコンビニがある。
地下鉄メトロ「永田町」「赤坂」などから徒歩数分。縁結びや仕事運アップのご利益があることで名高い日枝神社向かいの「ファミリーマート日枝神社前店」だ。

一歩店に入れば、「なんか違う」と驚くだろう。吹き抜けになった高い天井、2階へと続く白い階段……洗練された雰囲気は、ふだん利用する一般的なコンビニイメージとはかけ離れている。

1階の売り場をゆっくりと回ってみよう。おむすびや麺類、サンドイッチなど、定番商品が並んでいるのは当然だが、高層ビルに囲まれた都心のオフィス街の店だ。
整然と並んだ棚には、小分けパックの惣菜やアイスドリンクに合いそうなスイーツ、またPC周辺機器といった雑貨などがいっぱい。多忙なビジネスパーソンに日常に、ちょっと重宝しそうな売れ筋を工夫して陳列している配慮が心憎い。
取材に訪れたのは猛暑日だったため、レジ横のカウンターに置かれたコーヒーマシンで、アイスドリンクを求める客が後を絶たなかった。
さぁ、イートインコーナーのある2階へ上がってみようか。
……と、その前にコーヒーブレイクしようと来店したのなら、夏らしいドリンクを選択肢に入れてみるといい。それがファミマで大人気のフラッペだ。

何それ? と思った人のために「ファミマフラッペ」について説明したい。
発売したのは2014年。コンビニコーヒーがすっかり市民権を得た、まさにその時期だ。暑い夏、アイスコーヒーだけでなく、ほかにはない新しいドリンクを提供できないかと考えたファミマのコーヒー担当者が、氷菓「ガリガリ君」で有名な赤城乳業とタッグを組んで生み出した、いわば「飲むかき氷」。
17年からは、なめらかなアイス「クーリッシュ」でおなじみのロッテも商品開発に参戦、ジェラート風フラッペも仲間入りしている。
この商品の最大の特徴は、「自分で作る」楽しさだ。細かい粒子のかき氷が入ったカップの中に、ミルクを注ぎ、ストローで氷をシャカシャカ溶かせばできあがり。
オススメは、新作の「タピオカミルクティーフラッペ」(330円/税込み)だ。今年は街ナカにタピオカティー専門店が増えているから、なんともトレンディーな新フレーバーだと思う。

まずは冷凍庫からカップを取り出し、レジで精算。ミルクを注ぐ前に、カップを外側からモミモミして、氷を砕いておくのがポイントだ。氷が溶けやすくなる。



ミルクを注いだカップをストローでかき回せば、ふわっと茶葉のいい香り。シャリシャリ氷の中にも、もちもちっ、ぷにゅぷにゅっとしたタピオカの食感が楽しい! ファミマの広報担当者によると、甘さ控えめなので、男女問わず、人気を集めているという。
1階でフラッペを手にしたら、いよいよ2階のイートインコーナーでまったりしよう。

2階はフロア全体がイートインスペースになっている贅沢なつくり。見渡せば、ざっと30席ほどはあるだろうか。席ではスーツ姿のビジネスパーソンが食事をしていたり、電源があるのでパソコンを開いて仕事をしていたりと、自由な時間を過ごしていた。


この店舗、カフェばりの優雅さだけでなく、女性用のパウダールームがあるのが珍しい。男性にはちょっと申し訳ない話だが、女性はぜひ一度、訪れてみてはどうだろう。
2階奥の扉を開ければ、4つに分かれたプライベートスペースが。
大きなミラーの前でメイクを直したり、さっと着替えたりもできる。やはり赤坂という土地柄、外回りの営業ウーマンなどが身だしなみを整えるために、立ち寄るケースが多いようだ。実際にミラーの前に座ってみると、誰にも邪魔されない空間に心が落ち着く。ここぞと、勝負をかけたいメイク直しに役立ちそうだ。
オンタイムはもちろん、プライベートタイムにも使える多機能コンビニ。このファミマ、押さえておいてソンはない。
吉岡秀子=取材・文
玉井俊行=撮影
| エリア: | 東京 / 六本木 |
|---|---|
| 住所: | 〒107-0052 東京都港区赤坂3丁目5−5 |
| 電話番号: | 03-5545-8900 |
| 営業時間: |
月曜日 0:00〜0:00 火曜日 0:00〜0:00 水曜日 0:00〜0:00 木曜日 0:00〜0:00 金曜日 0:00〜0:00 土曜日 0:00〜0:00 日曜日 0:00〜0:00 祝日 0:00〜0:00 |
| 公式WEB: | http://www.family.co.jp/ |
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