劇団EXILEと東京の夜の街を行く連載企画。第4回は、俳優・小澤雄太さんと一緒に東京のアートを体験。
訪れたのは陶芸教室「ゆう工房」。意外にも、銀座で陶芸体験ができる。こちらの「一日体験コース」では、手回しろくろを使って信楽の土400gでうつわを1つ作ることができる (税抜3,241円)。
エプロンをつけてさっそく体験。茶碗・湯のみ・フリーカップ・小皿・小鉢のなかから作りたいものを選んでいく。小澤さんはこの中では比較的難易度が高い、湯のみを選択。「陶芸は初めてだけど、攻めていかないと。」とやる気満々の様子。
まずろくろに土をのせて湯のみの底の部分を作り、その上に土をひも状に伸ばして積み重ねる。焼くと15%ほど収縮することを考慮して大きめに作成。先生がサポートしてくれるので、初めての人も心配無用。小澤さんが目指す湯のみは「『この人が作ったんだな』とわかる作品」とのこと。
全て土を積み重ねたら、全体の形を整えていく。「楽しい。ハマっちゃいますね」とうれしそうな小澤さん。妥協を許さず熱心に取り組んでいた。
ろくろを回しながら、木製のヘラで湯のみの内側ををなめらかにする。「集中力がすごいですね」と鷲頭遼子先生。小澤さんは「力を入れるよりも抜くことが大事なんだな。陶芸はその人の生き方が表れ出そう」と深い感想を語っていた。
最後に、飲み口の部分を「切糸」という道具で切り整える。少しくらいゆがんでも、それがその人ならではの味わいになっていく。スタートから1〜1時間半ほどで形ができる。
このあとはスタッフの方がうつわの裏側を削り、高台を作る。粘土の水分がなくなるまで乾燥させ、750度の窯で一度焼いたあと、釉薬(好みの色を選択できます)をひとつひとつ丁寧に掛けていく。その後、1230度の窯で焼き上げて完成。 通常約1ヶ月〜1ヶ月半後に受け取ることができる。
「細かい作業が好き。こういう集中できる時間があるっていいですよね。仕事帰りに寄りやすい場所、時間というのもいいな」と小澤さんも大満足。
―次回は、小澤雄太さんと行く「夜のアート鑑賞」編
小澤雄太(おざわ・ゆうた)
1985年生まれ。東京都出身。2009年「第1回劇団EXILEオーディション」に合格し俳優活動を開始する。これまで、「HiGH&LOW」シリーズ、ドラマ「ウルトラマンジード」(テレビ東京系)、映画「jam」など数多くの作品に出演。公開待機作に映画「山中静夫氏の尊厳死」が控えている。
※2017年9月12日にTOKYO DAY OUT で公開した記事を一部修正して再掲しています
エリア: | 東京 / その他 |
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電話番号: | 03-3572-3373 |
定休日: | 月曜日 |
公式WEB: | https://yukobo.co.jp/ |
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