いよいよ夏本番の到来といきたいところだが、国際通りや浮島通りといった観光で人気のストリートも、今はまだ人が少ないようだ。賑わいは少ないが地元の人々の元気な姿が目立ち、これまでとはちょっと違う沖縄の景色がそこにある。沖縄の人気ストリートのリアルを動画でレポートする。
沖縄・那覇市のメインストリートである国際通りでは、緊急事態宣言発令前後から、休業した店が多かったが、ほとんどの店は7月に入り営業を再開している。しかし、一部閉店してしまった店もある。
撮影をした6月下旬、通りを歩く人は少なく、観光客というよりは地元の人のようだった。
ただ、同じ日の夜は観光客が歩いている様子がみられたので、時間帯によって人の多さにばらつきがあるのかもしれない。(2020年6月29日 午後2時頃 撮影)
国際通りの裏路地で、個性的なセレクトショップやカフェが集まる注目エリア。こちらでは、観光客と思われる若い人たちの姿もみられた。お店はほとんどがオープンしており、通りを忙しそうに行き来する店員さんも確認できた。ただ、車の数は少なく、以前のように賑わっている様子はあまりない。
静けさの中に、タバコを吸う地元の若者や、古いラジオショップで店番をするお年寄りの姿があり、独特の雰囲気を醸し出していた。(2020年6月29日 撮影)
国際通りからもほど近い、沖縄の焼物「やちむん」の工房や店が並ぶ通り。通学路として歩く地元小学生の姿や、散歩を楽しむおじいやおばあがいる中に、観光客もちらほらみられた。
オープンしているお店が多く侘びしい雰囲気はないが、コロナ以前に比べるとやはり落ち着いた様子。普段よりもさらにゆったりと、時間が流れていたように思う。(2020年6月29日 撮影)
ゆいレール安里駅から徒歩2分、昼は市場、夜は飲食街となる場所。取材をした午後6時頃は、観光客の姿は全くと言っていいほど見られなかった。しかし、地元の人らしきおじいが集まって呑んでいる姿や、魚を買いに訪れるおばあの姿があり、沖縄の日常が徐々に戻ってきている様子だった。
各店舗では、カウンターに保護シートを設置したり、席数を減らしたりといった感染防止のための対策をとっている。また、店頭販売からネット販売に力を入れている店も多い。 (2020年7月1日 午後6時頃 撮影)
取材からしばらく立ち7月も下旬となった現在では人通りは徐々に増えてきているという。それでもまだまだ本来の賑わいからはほど遠い。これから沖縄観光に行く人は、めったに見られない静かなストリートを探訪しつつ、その中で奮闘するお店の方々のためにもぜひ積極的に買い物をして地元を応援してほしい。
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