logo

コンビニ・イートインのおいしい秘密[セブン・イレブン編]

コンビニには、僕らの知らないおいしい秘密が隠れています。身近すぎて気づかない、でも言われれば、アッ!と驚く小ネタが満載です。

1

セブン-イレブンで味わう“冒険と安らぎ”。トレンドと楽しみを発見するヒント

セブン-イレブン 千代田二番町店

ふっと時間が空いたとき、コンビニに寄ってみる。惣菜などが増え、ヘルシー感がアップした売り場を見て回るのもいいし、イートインコーナーでコーヒーを楽しむのもいい。進化するコンビニには新発見がいっぱいだ。

東京・四ツ谷、PM2:30。春めいてきた陽の光の中、歴史と文化が混在する街をふらりと歩いてみる。

ひと息つける穴場スポットが、「セブン-イレブン千代田二番町店」だ。

えっ、コンビニで休憩?なんて、不思議に思うかもしれない。でもセブン&アイ・ホールディングス本社の1階にある“セブン”は、フツーのコンビニと店舗の仕立てがちょっと違う。

環境にやさしい“次世代店舗”。アイテム数は驚異の約2900!

店の前には商品を配達する電気自動車「コムス」が停まり、花粉も撃退する「ナノイーX」を用いた空調機・空気清浄機が採用されていたりと、随所にひとと環境にやさしい配慮がちりばめられている。いわば“次世代型コンビニ”だ。

2階にはドリンクからサンドイッチまで、多彩な商品を扱う「セブン自販機」を備えたイートインコーナーもある。

品ぞろえもサービスも、どんどん進化しているから、時間が許すならゆっくり売り場を回ってみたい。

約2900アイテムの商品が並ぶ店内はフロントにレジカウンターが広がり、食あり、日用雑貨ありと、まるで小さなスーパーマーケットに来たよう。こうして惣菜などの売り場を広くした「新レイアウト店」が、これからのコンビニの新しいカタチになりそうだ。

創業45年を迎えるセブンは2009年から「近くて便利」をコンセプトに、店作りを進めている。惣菜、サラダ、スープ、スイーツなど、毎日の食卓にのぼるメニューのバリエーションが増えているのはその一環。最近は、女性の来店が増えている。

ヘルシー志向の人におすすめ。「カラこの」マークを見つけよう

中でもおかずが並ぶ棚の前に立つと、発見がいっぱい。

パウチバックに入った惣菜、小さめ容器のサラダやピクルス、野菜たっぷりのスープや弁当など、意外と見た目もおしゃれでかわいい。ヒット中のもち麦を作ったおむすびは女性だけでなく、ヘルシー志向の男性にも人気が高く、リピーターが増えている。

ちなみにもち麦おむすびをはじめ、レタス1個分の食物繊維が取れたり、1/2日分の野菜が入ったりしている商品には、赤いハートの「カラダへの想いこの手から」(カラこの)マークがついているので、探してみるのも楽しい。

火曜日は要チェック。毎週約100個の新アイテムからトレンドを見つけよう

そのほか、売り上げを伸ばしている商品が冷凍食品だ。

スーパーマーケットでよく見かける冷凍食品は、昔はコンビニではそれほど多くなかったカテゴリーだ。けれど、「近くで買い物をすませたい人」「パパッと料理したい人」が増えた今、“保存が利く”は大きな商品価値になってきた。オリジナルの新作が続々と出ている。

有名ラーメン店とコラボした「すみれチャーハン」(税込267円)、縦型カップでお皿いらずの「バター香るカップ海老ピラフ」(税込213円)、暑い日はアイス代わりにもなる冷凍果実「アップルマンゴー」(税込200円)や「果実そのままメロン」(税込278円)など、バラエティー豊かな売り場に変身している。

すぐに食べるスタイルから、買って帰って自宅で楽しむスタイルへ――コンビニメニューは時代の「利便性」や「嗜好」とリンクしているから、変化は当然。いつも同じ売り場しか見ていない人は、入れ替わるヒット商品のトレンドに注目してほしい。毎週火曜日を中心に、約100品の新商品がでるのでチェックしてみるといいだろう。

淹れ立ての珈琲とともに、イートインコーナーでゆっくりと自由時間を。

新発見にワクワクしたあとは、セブンカフェをおともに一呼吸入れよう。

新しくなったコーヒーマシーンにカップを置くと、センサーが働いてカップの大きさを読み取ってくれる。あとはタッチパネルを押すだけだ。簡単なのでメニューボタンをうっかり間違えることはない。

一杯ごと豆を挽くドリップ式マシーンは、コーヒーを抽出するまでしばしお待ちを。「スイーツも買おうかな」なんて考えていると、ほら、あっという間に香り高い一杯のできあがりだ。

さて、コーヒーを手に2階のイートインコーナーへ。

都心のコンビニのイートインコーナーは、ビジネスパーソンが多いけれど、みんなそれぞれ自由な時間を過ごしている。のんびり座って、コスパのいい本格的なレギュラーコーヒーを楽しんで――なんて贅沢なんだろう。

吉岡秀子=取材・文
玉井俊行=撮影