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新しい読書。

そもそも本を読むことは、中身を楽しむだけじゃなく、読書の時間そのものを楽しむこと。自宅で、おでかけ先で、新しい本と出会い、至福の読書タイムを提供してくれる最新読書事情とは?

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本の街・神保町はワンダーランド。ワクワクが止まらない個性溢れる名店リスト

浮世絵専門店 東洲齊神保町ブックセンターブックハウスカフェボヘミアンズギルド奥野かるた店

自分だけの一冊に出会う、本探しの旅in神保町。まだまだ奥深く、個性豊かなショップたちがひしめきあっている場所。本だけにとどまらず、かるたや浮世絵にも触れられるお店も。ジャンルやバリエーションも様々な宝箱のようなスポット5店をピックアップした。

歴史を身近に感じられる『古典版画 東洲斎

浮世絵は美術館で堪能するもの。そんな固定観念を覆してくれるのが『古典版画 東洲斎』。まるでギャラリーのような店内からピンときた浮世絵を持ち帰ることができる場所だ。

歴史が古く、高価な印象のある浮世絵だが、こちらでは広重や国芳など当時の有名作家のオリジナルのものでも1万円台から手に入れることができるという。 さらにポスター感覚で楽しむことができる、復刻版だと数千円からとリーズナブルだ。

自宅を美術館のように変えるなんて夢もここでなら叶えられるかもしれない。

新しい本屋体験が詰まった『神保町ブックセンター』

専門書の専門店として人気を集めた「岩波ブックセンター」の跡地にオープンした『神保町ブックセンター』。

古本ではなく新品で、絵本から文庫、新書に辞典まで全て岩波書店の本を約9千冊扱う書店。

それだけではなく、プリンアラモードなどレトロなメニューが本を読みながらいただける喫茶店と、本に囲まれながら仕事ができるコワーキングスペースも併設。

さらに書籍に関連したイベントが開かれるスペースもあり、知的で好奇心がくすぐられる新しい本屋体験ができるスポットだ。

大人も楽しめる絵本の聖地『ブックハウスカフェ』

本の街、神保町で唯一の新刊児童書専門店として約1万冊の絵本に触れることができるのが『ブックハウスカフェ』。

書棚には今人気の絵本はもちろん、昔から読みつがれてきた名作とも出会え、懐かしい気持ちで満たされる。幼い頃にタイムトリップした感覚にしばし浸りながら、店内中央のカフェスペースでコーヒーを。

人気メニューはカレーの街としての称号も有する神保町にちなんだカレーパンセット。さらにアルコールメニューも用意されているので、バー感覚で利用するのもおすすめだ。

キッズスペースや授乳室も完備し、ママも安心。子どもはもちろん、幅広い世代の大人がワクワクしてしまうこと間違いなしの空間となっている。

アート本をくつろぎの空間で堪能『ボヘミアンズギルド』

数多ある神保町の古本屋の中で、アート関連の本を探すならここ!とマニアも絶大の信頼をおくのが『ボヘミアンズギルド』。

“慣習にとらわれない自由奔放な芸術家の集まり”という店名の意味と同じく、海外や日本の美術書、作家の署名が入った署名本がびっしりと書棚に並んでいる。

アート本というとどこか尖った印象をうけるが、ここでは温かみのある照明や効果的に設置された椅子によって優しい空間が演出されており、訪れる人々は皆思い思いの本を手にゆったりとしたくつろぎの時間を過ごしている。

2階には美術館さながらのブックギャラリーがあり、近代の文豪たちの草稿や短冊などの稀覯本も閲覧可能。随時100点以上おかれているという大正ロマンを代表する画家、竹久夢二の珍しいコレクションも眺めることができるのもお店の名物のひとつ。

古き良き遊びに今だからこそ触れたい『奥野かるた店』

本と同じく自分時間を充実させてくれてさらに教養も得られるものとは?答えはかるた。古きものから新しく斬新なものまでを揃える『奥野かるた店』は創業なんと大正10年。形や絵柄、テーマも様々で眺めているだけでもアート的楽しさを覚える。

さらに花札、百人一首、囲碁や将棋にすごろくまで、誰もが触れたことがあるであろう日本の伝統的な遊びの数々から、トランプやタロットゲーム、ボードゲームまで扱い、まるで室内遊びの宝箱。

その数実に800余り。常に電波と共にある私たち現代人にとって、電源を必要としないアナログゲームに興じるデジタルデトックス時間を作るのも大切なことだと思わせてくれるお店。

 

文_森田文菜