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2019.9.4

上野の森で「ゴッホ展」。本人の“言葉”から独自の画風に至った過程を探る

ゴッホ展

世界的に愛されている画家フィンセント・ファン・ゴッホの人生を鮮やかに照らす「ゴッホ展」が、10月11日(金)〜1月13日(月・祝)に上野の森美術館で開催される。

10か国からゴッホの作品が日本に集結

今年も芸術の秋ならではのアートを楽しめるイベントが、都内各地で開催される。なかでも注目は、晩年のフィンセント・ファン・ゴッホが重要なテーマとして取り組んでいた作品が集まる「ゴッホ展」だ。

オランダ出身の画家ファン・ゴッホ(1853–1890)が37年という短い人生のうち画家として活動したのは10年間。そのわずかな期間の中で描かれた彼の作品たちが、なぜいまも世界中の人を惹きつけるのか。

本展ではゴッホの画業の中で重要な役割を果たしたといわれる「ハーグ派」との出会いと、ファン・ゴッホ独特の表現である原色を用いた明るい色彩と筆触を残す描き方を積極的に取り入れるきっかけとなった「印象派」との出会いに焦点を当て、2つの出会いによって導かれたファン・ゴッホ10年間の画業を紹介する。

7年ぶりに来日する「糸杉」ほか、日本初公開作品も

展示作品は、約40点のゴッホ作品に加え、義理の従兄弟であるマウフェなどのハーグ派とセザンヌ、モネ、ゴッホなど印象派を代表する巨匠たちの作品約30点。また、ゴッホが手紙の中で語った言葉を交えながら、独自の画風にたどり着くまでの過程を掘り下げて紹介する。
ゴッホの作品で展示されるのは、記録で確認される限り日本初公開となる「パリの屋根」や、7年ぶりの来日となる「糸杉」をはじめ、「麦畑」「オリーブを摘む人々」など、南仏に移り住んだ晩年のファン・ゴッホが描き続けたモチーフの作品たち。
さらに、ゴッホが手がけた静物画の中でも、“最も美しい作品のひとつ”と称される「薔薇」も登場する。上野の森美術館に足を運び、ぜひ彼の魂と画業に触れてみたい。この貴重な機会をお見逃しなく。