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2019.9.15

舞台は夜の無人島。猿島の自然とアートが融合したナイトイベント開催

Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島(センスアイランド)

東京湾にある無人島・猿島で、11月3日(日)〜12月1日(日)、夜の総合アートイベント「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島」が開催される。

夜の無人島で繰り広げられるアートイベント

東京湾最大の自然島として知られる、猿島。無人島でもあるこの島の大半は「猿島公園」として神奈川県横須賀市が整備している。

高角砲座跡
三差路(猿島内)

弥生時代に人々が暮らしていた痕跡を示す洞穴が今も残り、幕末には江戸湾防衛のために台場(砲台)が築かれ、明治期に入ると新首都防衛のため築かれた東京湾要塞として猿島砲台を築造。それらは都市公園として公開され、2015年には国の史跡公に指定された。砲座跡や弾薬庫跡、兵舎跡といった人工的な建造物と豊富な自然とが組み合わさった独特の景観は、毎年数多くの人がこの島を訪れる理由となっている。

そんな猿島で、2019年11月3日(日)〜12月1日(日)の約1カ月間、日没以降(17:00〜21:00予定)に、夜のアートイベント「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島」が開催。昼間よりも視覚的に制限される夜に開催されることで、いままでにない体験ができることを予感させる。

国内外のアーティストによる今までにない展示

今回が初の試みとなるこの夜のアートイベントは、ワイルドドッグス、佐野文彦、後藤映則、鈴木康広、齋藤精一(ライゾマティクス・アーキテクチャー)といった国内外のアーティストたちと共に展開。

ワイルドドッグス 領域を超えた様々なアーティストと協働し、場所に即したインスタレーションや新しい体験を創り出すクリエイティブユニット。オノ・ヨーコなどとコラボレーションを行い、ヴェネツィア建築ビエンナーレやニューミュージアム(NY)など世界中でもプロジェクトを展開
佐野文彦
1981年生まれ。工法や素材、寸法感覚などを活かし、現代における日本文化とは何かをテーマに作品を制作。文化庁文化交流使として世界16か国を歴訪(16年)。国内外で文化の新しい価値を作ることを目指し、領域横断的な活動を続けている。
後藤映則
1984年生まれ。古くから存在する手法やメディアを捉え直し、現代のテクノロジーと掛け合わせることによって現われる事象やフィジカルとデジタルの関係性に着目しながら作品を展開している。代表作は時間の彫刻「toki-」シリーズ。アルスエレクトロニカやSXSWなどにも参加。
鈴木康広 1979年生まれ。武蔵野美術大学准教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員。既にあるものや見慣れた現象に新鮮な切り口を与える作品によって、ものの見方や世界のとらえ方を問いかける活動を続けている。2014年毎日デザイン賞受賞。平成29年度文化庁文化交流使。
齋藤精一/ライゾマティクス・アーキテクチャー
ライゾマティクス設立以来テクノロジーや様々な制作で培ったノウハウを通して、人と空間・都市に、新たな関係性と体験を創出するチーム。 Rhizomatiks Architecture を設置した3年間さまざまなアートイベントや展覧会、行政系の協議や街づくりなどに携わり、今までの場所や作品の概念を飛び越えた作品を発表している。

猿島は無人島といえどアクセスがよく、京急線横須賀中央駅から徒歩15分にある三笠桟橋から、フェリーで約15分で行くことができる。「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島」をきっかけに、小旅行を楽しむのもいいだろう。自然とアートの融合を、ぜひ体感しに行こう。