久世福商店を手がけるサンクゼールが、国産青りんごを使ったアップルブランデーを発売した。ホワイトブランデーで飲みやすく、りんごの風味溢れるこだわりのお酒だ。家で、いつものワインは飲み飽きたという人に、ぜひ試してほしい。
「久世福商店」は、日本全国からこだわりの逸品を集めた“うまいもの”のセレクトショップ。価格、味、品質の全てが優れている商品のみを販売し、センスの良い商業施設には必ずといっていいほど店舗が入っている。そんな久世福商店を展開しているのが、食品メーカーのサンクゼールだ。
サンクゼールが開発するオリジナル商品は素材から徹底してこだわって作られており、今回販売する「いいづなアップルブランデー2020 Blanche ふじ&ブラムリー」も例外ではない。サンクゼールのワイナリーがある長野県飯綱町で大切に育てられた、「ふじ」と、青りんごの「ブラムリー」が使われている。
あまり馴染みのない「ブラムリー」は、ずんぐりと丸い形が特徴の、イギリス生まれの青りんごだ。1990年にイギリスの王立植物園から海を渡り、サンクゼール本社のある長野県飯綱町にやってきた。そのまま食べるとかなり酸っぱいため生食には向かないが、酸度が高いおかげで、素材の味を凝縮した状態で蒸留することができるのだという。
そんな「ブラムリー」の力もあって、アップルブランデーはとにかく“りんご”を感じられるお酒に仕上がっている。りんごの甘い香りと青りんごの透き通った香りが開き、スパイシーな一面もありながら、穏やかで厚みのある味わいだ。
実はサンクゼールがアップルブランデーを発売するのはこれで3回目。2017年に製造を始めてから、毎年りんごの組み合わせを変えて販売。その都度改良を重ねており、2020年版はこれまでよりも一層、りんごの風味を凝縮した逸品になっている。
樽熟成を施していないホワイトブランデーなのでそのまま水や炭酸で割っても飲みやすいが、気分を変えたい時は公式サイトを覗いてみよう。アップルブランデーを使ったカクテルや、「ブランデー紅茶」の作り方が載っている。
いつものワインに飽きてきた……そんな人はぜひ、こだわりの詰まったりんごのお酒を試してみて欲しい。
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