毎日を充実させる東京のトレンド情報をお届け!
Harumari TOKYOのLINEをチェック

詳しくは
こちら

HOME TOPICS LIFE STYLE 注目コンテンツ 伊坂幸太郎、又吉直樹ら豪華作家陣が紡ぐ”モノ“にまつわる物語、Twitterで公開
伊坂幸太郎、又吉直樹ら豪華作家陣が紡ぐ”モノ“にまつわる物語、Twitterで公開

伊坂幸太郎、又吉直樹ら豪華作家陣が紡ぐ”モノ“にまつわる物語、Twitterで公開

DATE:
2020.05.09

ステイホームが続き、読書の機会も増えた。その中で、今までに読んだことのない作家の作品に挑戦したいと考えている人も多いのではないだろうか。そこでチェックしてほしいのが、メルカリの公式Twitter。なんと今なら、伊坂幸太郎や又吉直樹などの豪華作家陣が執筆したオリジナル短編小説を読むことができるのだ。

4月28日にスタートしたメルカリの「モノガタリ by mercari」は、公式Twitterで週替わりで公開される「モノ×物語」をテーマにした短編小説だ。

注目は10名の豪華な作家陣。筒井康隆や吉本ばなななどの日本を代表する作家から、お笑い芸人として活動しながら小説『火花』で芥川賞を受賞した又吉直樹、小説デビュー作『ふたご』が直木賞候補にノミネートした「SEKAI NO OWARI」の“Saori”こと藤崎彩織まで、そうそうたる顔ぶれの作家が執筆する。

作品のテーマは「モノ×物語」に統一されているので、それぞれの作家の視点を楽しめるのも面白い。現在見られる2作品も、短いながらもそれぞれの作風がしっかり楽しめる内容となっている。

たとえば、伊坂幸太郎の「いい人の手に渡れ!」は、メルカリを思わせるツールで出品する父とその息子の物語だ。

出品した革ジャンの送り相手が誰かと尋ねる息子に、父親は「魔道士メルクカリウスに立ち向かう戦士」と言って聞かせる。父の作り話を信じて疑わない、幼い息子との心温まるやりとりを中心に進んでいくのだが、さすがは伊坂幸太郎作品。ほっこりするだけでは終わらない、驚きの展開が待っている。

そして5月に公開されたばかりの「懐かしい部屋にあったもの」は、又吉直樹の作品だ。

いとこのお兄さんが行方不明になったと聞き、30年ぶりにお兄さんの部屋を尋ねた「わたし」は、その部屋でお兄さんが自作した格闘ゲームを見つける。ゲームに出てくるのは「面倒臭いタイプの先輩」や「フェス好きの若者」など又吉節全開の癖のあるキャラクターたち。苦戦しながらもそのゲームを進めていくと、なんとお兄さんに昔助けられたというある「モノ」が部屋を訪ねてきて……。という、なんとも不思議なストーリー。笑いとユーモアといった、又吉作品のエッセンスが散りばめられている。

両作品とも、公開後は多いもので約2万いいねがつくなど、大きな反響があった。中には「短編小説を読んで他の作品を読んでみたくなった」といった感想もあり、まだ長編の作品を読んだことがない人にとっても、その作家の特徴を知る良い機会となっているようだ。

公開は6月30日まで続くので、毎週どんな物語が届くのか非常に楽しみである。今後作品を公開予定の作家からはコメントが寄せられているので、ご紹介しよう。

掌編はひさしぶりでしたが、お手すきのときに気軽に読んでいただけるよう心がけつつ、楽しく書きました。私は「人間の友」(詳しくは本編参照)が大好きでして、かれらへの愛をぶちこみました。かれらはたぶん、こういうことを考えてるんじゃないかなと思うんですよ……。え、「生き物じゃないから考えたりしない」って? あばばば、なんも聞こえん。かれらは生きとる。お楽しみいただければ幸いです。(5月12日公開予定・三浦しをん)

初めての掌編です。大人になるにつれ、物の価値は絶対的ではないのだと実感することが多くなりましたが、価値を決めるのはこんな子供の想像力だったりする……という想いを、一冊のノートを題材に書かせて頂きました。(5月26日公開予定・藤崎彩織)

すべてのモノは、私のところに届くまでに声なき物語を持っていて、私のところに届いてからまたあらたに、ささやかな物語がはじまるのだと、この小説を書きながら気づきました。(6月16日公開予定・角田光代)

今だからこそ、モノに対する気持ちをしみじみ見直す、そのお手伝いができたら嬉しいです。(6月23日公開予定・吉本ばなな)

小説は4000文字程度と読みやすいボリュームなので、気軽に読むことができるはず。この機会に、人気作家の作品に触れてみてはいかがだろう。