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より感覚をシャープにしてから観る展覧会。アートとサウナの新しい体験

より感覚をシャープにしてから観る展覧会。アートとサウナの新しい体験

メディアアート集団「チームラボ」が東京・六本木で2021年3月より半年の期間限定で全く新しい展覧会をオープンする。「チームラボリコネクト:アートとサウナ六本木(以下チームラボリコネクト)」はなんと、サウナとアートをセットで体験するという不思議な内容だ。

チームラボリコネクトは、ホワイトキューブなどの美術館や、特別な場所でアートを見るのではなく、サウナによって“ととのう”ことで、来場者自身が最高級な状態になってアートを体験する、新しい形の展覧会だという。温冷交代浴によって脳を開き、どこまでも広がっていく身体感覚でアートと一体となることで、心と身体と環境が自分という存在の全体性であることに気付き、世界と時間に再びつながること(リコネクト)を目指す。

ととのった脳は、より感受性が豊かになる

“ととのう”とは、温冷交代浴(サウナ・冷水・休憩を繰り返すこと)によってもたらされる、脳科学的にも非常に特殊な状態のこと。サウナ好きの人にならよくわかるだろうが、ととのうと、脳がシャキッとする。ととのうことによって感覚が鋭くなり、美しいものは、よりいっそう美しく感じられ、普段の感覚では気がつかない体験を得ることができる。ととのった状態でアート作品に触れると、一体どのような気づきや感覚が得られるのか、今から楽しみだ。

実は古来からある、アートとサウナ

現代において「アートとサウナ」と聞くと、全く新しい体験のように思えるが、実はその組み合わせ自体は歴史がある。室町時代(1336-1573)中期、風呂上がりの客人に茶をふるまう茶の湯を「淋汗茶の湯」と呼び、書院茶などと同じように、風呂場にも絵や香炉、花入、掛軸などを飾り、風呂上りに闘茶を行い、多くの見物人が現れたという。
「淋汗茶の湯」はいわゆる文化的な趣味として、奈良の興福寺を中心に国内で広く行われていたのだそうだ。当時の風呂とは蒸し風呂のことで、つまり現在のロウリュウサウナ(熱したサウナストーンに水をかけるサウナ)のようなもの。日本では古くから、サウナに入りアートを見て、茶を飲む行為を文化的な遊びとして楽しんでいたのだというから驚きだ。

さらなる深みへ誘う新しい体験を

チームラボは、2019年に九州の御船山楽園にサウナ(サウナシュラン2019・2020で二年連続グランプリ)が出来て以来、日本の歴史を紐解きながら、展覧会「チームラボ かみさまがすまう森」や「チームラボ 廃墟と遺跡:淋汗茶の湯」など、イベントの場でサウナとアートの新しい体験を試みてきた。来場者がサウナに入り、ととのい、アートを体験し、さらなる深みへと入っていくチームラボリコネクト。チームラボの新たなアートプロジェクト「Supernature Phenomenon」をテーマにした新しい作品群を含む、複数の作品が公開されるとのことで、現在2021年3月のオープンに向けて絶賛施行中だ。詳細は発表次第こちらでも追記していくのでチェックしてほしい。閉塞感で押しつぶされそうな日々が続くが、新しい体験スポットでの新しい体験に想いを馳せよう。